大数の難易度評価は,東大の整数と複素平面に優しく体積に厳しい傾向にある.
2000年第2問と2005年第2問がDだと言われれば,今年の第5問もDでそれほど違和感はない.
2013年第6問がCだと言われれば,今年の第6問もCでそれほど違和感はない.
然しながら,再現答案の結果に拠ると,第5問の正答者は5%程度居たにも関わらず,第6問はほぼ完答者ゼロだったという.
2013年の第5問(D難度)と第6問(C難度)でも似たような現象が起きている.
但し,論証の絡まぬ整数問題(2015年第5問,2016年第5問,2017年第4問等)の評価はあまり緩すぎないようである.
今年の第5問は,仮に点P(z)がC'ではなくCを動く設定だったとすればC評価に下げていたであろうか?