週刊文春2007年6/9号 162ページから165ページ (7)

実は、蘭雅さんの遺体発見には、彼女が交際する
二人の男性がかかわっている。当時、恋人だったA氏とは別れ話が出ていた。
A氏は同じく東大生。彼女のマンションから歩いて
十分足らずの四畳半の下宿に住んでいた。
降ろや洗濯機がないため、ほとんど彼女の部屋に入り浸って、
「一年くらい帰ってこない時もあった」と大家は記憶している。
蘭雅さんの父親が言う。
「時々、私の店に娘が彼氏を連れて食事に来たが、
彼は挨拶をしないし、娘から「ご馳走様くらい両親に言ってよ」
と言われても、返事をしない。私たちは交際に反対していました」

交際のきっかけは、A氏が彼女にコンピューターを教えたことだったという。
「A氏は細面で美男子」と知人は言う。だが、A氏がたびたび蘭雅さんから借金し、返済の約束を守らないため喧嘩になった。
「彼女はストレートにものを言う性格で、言い合いになると負けません。」それで彼氏がカッとなって暴力をふるっていたそうです。」(前出・友人)・・・