0191大学への名無しさん
2018/02/18(日) 21:08:26.20ID:4VzItT/J0スペシャライズド・ハイスクールに加え、10校程度ある通称セレクティブ・ハイスクールは、富裕なユダヤ人家庭
の子供と中国人が集中する人種構成のゆがんだ高校になる。このためニューヨーク市は黒人、ヒスパニックの
中学生にもスペシャライズド・ハイスクールをもっと受験してもらおうとの趣旨で、両人種の子供だけを対象に
無料の受験講座を開催している。
ニューヨークの公立高校の受験プロセスはあまりにも複雑・煩雑で、14歳の子供がひとりで対応するのは無理
だといわれる。最大12校の学校説明会に子供と一緒に出席できる親も限られる。親が教育熱心でなかったり、
英語が話せなかったり、塾や家庭教師にお金をかけられなかったりする家庭の子供は、試験なしの学校や
学校説明会に参加しただけで入学できる高校に行くという結果になる。
そうした高校は卒業しないでドロップアウトする生徒が多く、大学進学率も低い傾向が強い。高校受験を支援
する非営利団体インサイド・スクールズのウェブサイトを見れば、高校別に生徒の人種構成や大学進学率、
校舎の入り口に犯罪防止の金属探知機があるかないかなどがひと目でわかる。受験準備のリサーチに熱心な
親はこうしたサイトを見て、子供の受験先を決める。
3月の合格通知まで、受験競争の道は長い。「ニューヨークの高校受験は親をテストしているんだよ」。
息子の受験に悪戦苦闘した友人のサミュエルさんは苦笑した。