>>513
時代背景もある
作者の時代は、全く人馴れしてないどら猫と呼ばれる類の粗暴な野良猫だらけだったし、
魚屋が路肩の店でそのまま生の魚並べてて、それを主婦が買ってざるでそのまま持ち帰ったり、
ちょっと良い家だと魚屋が勝手口に直接魚届けに来て勝手に置きっぱにしてたりって時代

実際に猫が魚咥えて逃げてたのを目撃したとしても不思議はないし、
そういう光景を想像したり、日常の心象光景に留めておいたとしても何もおかしくない

しかもここの意見を聞けば聞くほど、作品の風情や情緒的にどら猫は正しかったと感じる
太宰治の月見草の逸話と同じで、情景を思い起こさせるための「盛り」だね