ある百貨店の休憩所で老婦人2人が飲み物を飲んでいた
1人が飲んでいて、もう1人はなかなか飲まない
『喉渇いたでしょ?飲んだら?』
『でもほら、お手洗いが近くなっちゃうから』
『行ったらいいじゃないの』
『混んでる事多いから…』
『ああ、そういう時はね、少し腰を曲げて猫背にして、並んでる先頭に「申し訳ありませんが順番を譲ってくれませんか?」って声かけるの「お腹が痛くて…」って』
『そんな事できないわよう』
『先頭の人が譲ってくれなくても、その近くの人が気の毒がって譲ってくれるから。絶対に。最終的に先頭の人がバツが悪くて譲ってくれる事もあるわ』
『無理よ。他人を騙すなんてできないわ』
『騙すんじゃないのよ。優しくしてもらうだけ』

こんな会話をしていた
私もトイレで年配の人や小さな子が譲ってと来たら譲るけど、こんな会話を聞いた後はそんな気にならない。他人の親切心につけ込む卑しさに悲しくなったわ