知的ギフティッド児は、毎日塾にも行かず遊び呆けているのに成績は学年1位だったりするので、しばしば妬みや攻撃の対象になる。
これは生徒からのものだけでなく、教諭からの場合も稀ではない。
授業に対する積極性が、学年で一番でないから、という理由で評定を下げる教諭すらいる。
この結果ギフティッド児は、ますます正義感、公正さを重要視し、高みに登ってゆくことになる。

その間、努力家は、教諭に好かれる術を学び、能力のギリギリの努力を続け、いつか失速し、能力相応の大学に合格する。
媚びを売る術、それだけは、社会で大変役に立つことだろう。