例の騒動で思い出した友やめ話

元友人Aとは実家が近所で幼馴染だった。
そのまま同じ高校に進んだがクラスは別で、
Aは卒業後地元を離れ私は地元の大学に進んだ。
大学では同じ高校出身だが別のクラスで話したことのなかったBと一緒になった。
高校時代BがAをいじめていたことを知っていたので当初は警戒したが
私に対してはひどいことはしなかったので仲良くなった。

20代後半のときにBが地方選挙に立候補することになり
元々政治には関心がなかったが友人として応援した。
地元に残った友人知人への投票依頼はもちろん
地元を出た人にも親や地元の友人知人がいたらよろしくと連絡した。
するとAから「私子は違うクラスだったから知らないかも知れないけど
高校のときBにいじめられてた。あんな人に政治家になってほしくないし
親にも話したらBには投票しないと言ってくれた」と返事が来た。
10年も前のいじめを根に持って親とはいえ自分以外の人に投票するなと依頼したことにひいたし
いじめはいじめられるほうが悪いのだと確信した瞬間だった。