>>367続き
「トランプは最悪の大統領として歴史に残るでしょう。彼自身は古いツイートのように消えていくだろうことが救いですが、彼の嘘と裏切りを許した政治家たちはどうすべきでしょう? 
 彼らにセオドア・ルーズベル ト大統領の言葉を思い出していただきたい」
「『愛国心とは国を支えることだ。大統領に味方することではない』とルーズベルトは言いました。
 ケネディ大統領の著書に実在の英雄たちについて書いた『勇気ある人々』がありますが、トランプを支持した我が共和党の議員たちは決して『勇気ある人々』ではない。断言できます」
「トランプの不正選挙の訴えを支持した共和党員たちは、トランプの旗を振って議会に乱入した正義気取りの反乱者たちの共犯者です」

「だが、彼らの企ては失敗しました。アメリカの民主主義は強固です。乱入のすぐ後、上院と下院は再開し、バイデン氏の勝利を承認するという職務を果たし、民主主義のあるべき姿を証明しました」
「カトリックとして育った私が忘れないのは『しもべの心』という言葉です。自分よりも偉大なものに仕える気持ちです。
(トランプの脅しにも負けずに選挙結果を承認した)議員たちから学ぶべきは『しもべの心』です」
「政治家に必要なのは、彼ら自身の権力よりも自分の政党よりも大きな理念に奉仕する心です。
 その理念はアメリカが築き、他の国の目標とされてきました。でも、この数日、世界各国の友人が心配して連絡してきます。ある女性はアメリカの理想主義を思って涙を流してくれました」
「その涙は、世界にとってアメリカとは何か、思い出させてくれました。私は、連絡してくれたすべての友人たちに言いました。
 アメリカはこの暗闇から立ち上がり、輝きを取り戻すはずだ、と」
「この剣は『コナン・ザ・クレート』で使った剣です。剣は鍛えるほどに強くなります。
 鉄槌で叩かれ炎で焼かれて冷水につけられ……その試練が剣を強くするんです。アメリカの民主主義もそうです!」

「(今回の議会襲撃で)我々の民主主義も強くなります。失われるかもしれないものを知ったからです。
 こんな事態が二度と起こらぬよう改善が必要ですが、この許容範囲を超えた事態を招いた者たちに責任を問う必要があります。我々自身、共和党の過去を問う必要が」