親父から聞いた話。昭和の末期か平成初期くらいの話。昨日初めて聞いて驚いた。
親戚が多く登場してややこしいので、以降は私は登場させず、親父を「私」と表現することにする。

私の母は10人兄弟。その中に、お花と言う姉と、すぐ下にお菊と言う姉がいる。
親戚から電話があり、「お花はんが死んだ」と。葬式に行くと、看板には「○○お菊 葬儀会場」とある。
電話を聞き違えたのかと思いお花の長男に確認すると、
「死んだから役所行ったら、貴方の母親はお花じゃなくお菊ですよ」と言われたとのこと。

どうやら、本当はお菊が姉、お花が妹だったんだけど、幼い頃に親が呼び違えたのか何かがきっかけで逆転して、出生名お菊は通称お花として、出生名お花は通称お菊として死ぬまで過ごしていたらしい。
戸籍で名前を訂正する訳にはいかんから、あくまで本名はそのままで通称(普段の呼び名?)だけ逆転したとか。
ややこしすぎるし、そもそも双子ですら無い我が子を呼び違えるとかあり得るのかよw  祖父母は早くに亡くなっているから、何がきっかけで入れ替わったのか、真相は謎。

ちなみに、私の母の長兄は柳之丞と書いて、ジュノスケさんと名乗り、皆からジュッさんと呼ばれていた。柳は樹木だからジュと読むのかなんて推測してた。
これも死んでから解ったのだが、普通にリュウノスケだけど訛りがキツくて家族含め全員ジュノスケと聞き違えただけだった。


明治末期に生まれた人たちの話だけど、適当すぎてビックリ。
昔はそれくらい大らかだったのかな。