『パラサイト』が頂点に立ったアカデミー作品賞部門では、
「芸術性」「商業性」、さらに最近では「社会性・社会問題への視点」が重視されている。

実写映画は伝統的に社会を映す鏡としての役割も担っており、
アカデミー賞でもその時々の社会意識を反映した問題作がノミネート/受賞というケースが多い。

一方で、アニメーションは伝統的にキッズ/ファミリーが観る娯楽という枠にずっと縛られ続けていた。

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では実際のところ、日本のアニメにノミネート/受賞の可能性はあるのか?
長編アニメ映画部門でノミネート/受賞するための要件として、

「娯楽性・商業性」「芸術・作家性」「社会性・多様性」

が必須なら、全部は無理としても、最低2つは満たす必要があるだろう。
https://www.banger.jp/anime/29734/