昔、歩道橋の上での首吊り自殺に遭遇しながら何もしなかった事
夜2時前くらいにコンビニに向かう途中の県道にかかる歩道橋を登りきった時、作業着姿の小柄なおっちゃんがまさに欄干の上から首にロープ巻いて身を投げたところだった

その時キーホルダーにビクトリノックスの小型ナイフツールが付いてて、ロープを切ろうと思えば切れたと思う
歩道橋は地上4mくらいだし、ぶら下がってるおっちゃんが落ちてもほぼ死にはしなかっただろう
でも当時は秋葉原の事件で刃物の持ち歩きに敏感になってる時期で、助けたところで警察や消防に事情聴かれたり面倒になるかもしれないと色々と考えて、
結果そのまま踵を返して家路についた
それで居間で寝てた弟を無理矢理起こして何でもない話をダラダラとした
多分急に目の前に現れた異常なものを見て、とにかく普段の日常に戻らなきゃと思ったんだろう
おっちゃんは次の日に近所のおばさんに発見された
どこの誰なのか、自殺の理由何なのかは知らないし知りたくもなかった

歩道橋の欄干に結んであるロープをじっと見つめて立ち尽くす夢をまだ時々見る
面倒を恐れず助ければよかったのかとか、
自殺を止めたところであのおっちゃんは不幸から抜け出せたのかとか、
今朝もそんな夢をみて朝からモヤモヤしてたので吐き出し