厳格な家庭に生まれたわいは 小学生の頃ゲームセンターで積みコインしていたお兄ちゃんと仲良くなった
お兄ちゃんのアパートには綺麗なお姉ちゃんがいて 以来わいは週に2度お兄ちゃんのアパートで遊ぶようになった
お兄ちゃんの部屋には3人の男と2人の女が居て スーファミで遊んだりバイクに乗せられて遠くのゲーセンに行ったり
当時のわいにとって夢体験の連続だった みんなは何時も煙草を吸っていて わいも勧められるままに吸ってみたが
気持ち悪くなった ○○には早いなーwとみんなは笑っていた
お姉ちゃんは時々紙に乗せた何かを鼻でキュッと吸い込んで 効くわ〜と笑った
ある日部屋を訪れるとお姉ちゃんが出て 今日はアカンよ もうここに来たらダメやで と帰された
ドアの隙間から見えたお姉ちゃんの顔半分は赤紫色に腫れ上がっていた
心配になって夕食後にこっそりアパートを見に行くとパトカーや救急車が止まっていた
数日後、わいの学習ノートを見つけた警察が家に来て両親と話し込んで帰っていった
あの部屋は今で言う半グレ チンピラ達の溜まり場で本職の方がカチ込んで来て地獄の沙汰になった事を数年後に知った
わいにとっての修羅場は お兄ちゃんと知り合う1年も前から習い事の一つを届けのサイン捺印を捏造して勝手に辞め
お月謝を小遣いにして遊び回っていた事がバレた事だ この時両親ははじめてわいのゴミクズぶりを知る事となった
立派に育ったのは弟二人(供に士業)だが 犯罪者にしない為一番子育てを頑張ったのはアンタだ
と今でも時々オカンが述懐しては笑っている