>>100のつづき)

● 第4章 金曜日、およびその後 ──公文の騒動の終結 ──

翌朝、登校の際、さとるの住む地域を通りかかると、
その日は燃えないゴミの収集日だったようで、
「一生のお願いだから捨てないで」と
油性ペンか何かで書かれたゲーム機が収集場所に置かれていました。

これ以来、さとるが公文の宿題を頼んでくることは、やめてくれるようになりました。
自分で宿題をするようになったのか、それとも公文を退会したのかは、わかりません。
(さとるが俺にかかわってこなくなったため。)

(つづく)