それから3ヶ月くらい経過し、そんな記憶も無くなりかけたころ、日曜日の昼間に自宅に
予想外の来客が突然ありました。その危篤状態だった男の子の赤ちゃんと、ご両親が
来られたのでした。そこには 「眠たいし、寒いし、お前は誰だ」と
言いたいような表情の小柄だけど、元気そうな血色の良い赤ん坊が居ました。
ご両親の表情も幸せいっぱいで、至福と自信に溢れて居られました。
もう何十年も昔ですが、その赤ちゃんの表情はまだ覚えています。
その後、母の胃がんの手術成功もどなたかの献血のおかげでした。それから他の病気で亡くなるまで延命できました。そんな理由もあり、私の生涯献血回数は304回になり、表彰状も貰いました。
日本一の献血回数は1000回超えの方がいます。成分献血でしたら年22回くらいは献血できます。
何故そんなに行ったのか、献血センターには善意の心根があふれているからです。特に注射が好きではありません。