俺のときは、3才くらいのとき、はじめて同年代同士じゃなく、近所のお兄ちゃんたちと遊んできなさい、と、めんこを買い与えられたけど、手加減なしで数分で全部のめんこをとられた。
小さい子など足手まとい、邪魔物として排除しようと思ってなかったかのよう。
泣きながら親に言うと、意気地無しとおこられた。
人のものをとっちゃいけない、というそれまでの教えと矛盾する理不尽さ。
それのせいか、“男の世界”が嫌いで、アニメ、漫画、ドラマでの、番長、学生服、喧嘩、男言葉とかに強い嫌悪を持つようになった。日テレの青春ドラマや本宮ひろし、ちばてつやなどまったく受け付けなかった。

その兄ちゃんたちは、警察の厄介になったとかの話は聞かなかった。
バイクの二人乗りやらタバコ吸ったりとかは、通過儀礼のようなもので、周囲も若いうちはヤンチャなもんさ、くらいに容認して気にも留めてなかったように見えた。