まとわりついて服を噛まれたりまたに鼻をつっこまれたりお尻のにおいを嗅がれたりされて
逃げようにも逃げられなくて涙目になってるところに
黒い縞模様の犬を連れたお兄さんがやってきた
大型犬は黒縞犬の方に興味を持ったみたいで私から離れた
開放されて嬉しいんだけど黒縞犬さんが代わりになったみたいで何かしたいんだけど
どうしていいかわからなくてアワアワしてたら
ｷﾞｬﾜﾝ!と鳴き声が聞こえたと思ったら黒縞犬が大型犬の首に噛み付いて組み伏せていた
一瞬の出来事だった
「おーさすが猟犬強いね…おっと止めないと」とお兄さんが言いながら
上顎と下顎を掴んで強引に口を開かせてた
手を離した瞬間ｶﾞﾁﾝ!ｶﾞﾁﾝ!と黒縞犬の歯が鳴った
開放された大型犬は逃げていった
「ホントに尻尾巻いて逃げるんだな、この事内緒にしてもらえますか？めんどくさくなりそうなんで」
そうお兄さんに言われて私は頷くしか出来なかった
お礼を言い忘れてその後もお兄さんと犬を探したけど会えなくて10余年たってしまった
TVであの時の黒縞犬が甲斐犬という犬種かも？と思って
思い出したのでカキコ
