親父が自転車とお爺さんのカブがぶつかった。
原因は、双方の前方不注意だったんだが、親父はコケたときにサドルに引っかけてた荷物が腹を突いたとかで
胃袋がキレタとかで5時間を超える手術になった。
折悪しくカレーを食った直後で、手術の大半は腹の中に散らばったカレーと食後の珈琲の相似だったらしく、
途中で倒れた研修医が担ぎ出される惨事になった。

手術後の親父の病室に行ったんだけど、麻酔が切れかけだった親父は暴言吐きまくりだった。
イタいイタいとぶつぶつ言ってるんだが、間に看護婦や家族の問いかけに反応する。
看護士「〇〇さん、ご家族が来てくれましたよ」「イタい帰れ」
俺「親父大丈夫か」「バカ、イタい、シネ、イタいイタい」
お袋「お父さん、そんなこと言わなくても」「イタい、ウルサ、イタい」

普段温厚でな親父の暴言に母親は呆然。俺唖然。
看護士は、きちんと反応してますから大丈夫ですよ。皆さんこんな感じですよ。大人しいぐらいですよ。と言ってのには驚いた。
看護士は肝が据わってると聞いてたけど、納得したわ。