学生時代、女は外見が全てだと思ってた
自分は思いっきり日本人顔、目も大きくないし鼻も高くない
なのに自分の母親は派手顔の超美人
思春期はなんでこんな顔に産んだんだって何度も母親にブチギレてた

そんな母親が小さい頃から口癖のようにいってたことがある
「代々のお金持ちだったり、本当にいい男性の奥さんに超美人はいない。
最後に選ばれるのは賢くて内面と人間性が優れた女性であって、絶対に顔ではない。
そもそもあんたの顔は薄くて特徴がないだけ、努力次第でどうにでもなる。
まずは勉強しなさい、絶対に無駄にならないから」ってずっと言われてた

それでも性格悪かったり勉強できなくても派手で顔が可愛い子がちやほやされてるように見えて
もう母親の頃とは時代が違うんだと思ってた
でも、自分はそういう子に顔の作りで勝てないってわかってたぶん
母親の言う通りいい学校に入って、髪型やお化粧やファッション、スタイルなど努力で変えられることは常に研究し続けた
悪口やネガティブなことは言わないようにして、人と丁寧に接そうと決め
相手が誰であれお互い楽しくて良い気分になれるような会話を、無理のない範囲で自然体で意識していた
そしたらなぜか友達の層がいつの間にか変わってきた
失礼なことを言ったり人を傷付けたりだらしないような友達が皆去っていった

そんなある日偶然一流って言われてる人たちの奥様方と会う機会が
みんな高学歴で品がよく健康的なスタイル
でも、10人以上いたのに、私が想像してたような超ド派手な美人は皆無だったんだよね…
むしろ顔自体は普通レベルの人が多くてすっごい衝撃的だった

あれ?もしかして母親の言ってることは正しかった?って思えてきた
まあまだ23歳のガキだし彼氏もできてないけど、友人の質は間違いなく良くなったんだよね…
大嫌いだった自分のことをだんだん好きになれてて、それも衝撃的だった
長文失礼しました