普通の人は修羅場とは感じないと思うんだけど、自分は小学校を最後に式というものに出たことがなくて全部さぼってた、親戚の結婚式も断ってた
うまく説明できないけどとてつもなく嫌だったんだ

社会人になって遠くへ引っ越してたんだけど地元の元同僚で友人の結婚式に来てほしいと頼まれた、断ったんだけどどうしても来てほしいといわれ
彼にとても感謝しているのもあって出席することになった
何を着ていけばいいのかもわからなので妹にスーツを選んでもらった、そしていくら包んだらいいのか親に聞いたら3万くらいじゃないかと言われた
なんか安くないかなと思って5万入れようと思ったがキリも悪いし感謝しているのを伝えようということで10万にした

式場とかではなく小さな場所を借り切っての式だったので思ったほど緊張もないし、何とかこなせたんだけど
式の途中に彼に呼ばれて遠くから来てもらったお詫びだと封筒を渡された、後で見たら5万はいってて焦った10万包んでなかったらやばかったと冷や汗が出た

修羅場は式の途中だったんだけど、スタッフの方がやってきてスピーチをお願いされてると思うんですがと言われて
彼を見たら幸せそうに笑ってるし、言葉も出ないまま連れていかれて即興のスピーチをすることになってしまった
緊張ともともとどもるタイプで恥ずかしくて顔が熱くなった

何とか元同僚に感謝してる出来事を話し、これからの幸せをお祝いしますと締めくくって終わったけど
2度と結婚式には出ないと思ったよ、心臓の音が聞こえるしからだわ震えるし必死で倒れたらまずいまずいと耐えた