製材所みたいなところで働いてた時のこと
山積みの材料をオレがひたすら機械で切るんだが
手元に置いてある材料がなくなったら手の空いた人がすかさず材料を置かなくてはならない
誰も手が空いてないと機械を止めてオレがセットしないといけないので
いつもみんなで気を配ってくれてた
ある日とても忙しくて黙々と仕事をしてたら
みんな忙しいはずなのに誰かが機械の横に材料を置いてくれた
オレはそれが誰か確認できないほど手元に集中してたんだけど黒っぽい影が見えたので
忙しい中 誰かが手伝ってくれたんだと思った
しかもとてもタイミングの良く次々置いてくれるので仕事がはかどった

すっかり作業が終わって昼休みに仲間にそのことで礼を言うと
誰も覚えがないという
「悪いけど今日は手伝うどころじゃなかったよ」と言う
そしたら1人が「でも誰かが手伝ってる影は見えたよ」とのこと
これ夏の話なんだけどどうしてこういうことって夏に起きるのかな
まぁ助かったからありがたいと思ってる