ここではあくまでもボトムブラケットシェルは正しく設置されているものとして解説して行きます
まずダウンチューブの直径を測定しその直径の1/2の数値を割り出します
今回測定するフレームにおいてはダウンチューブの直径が44mmとなっていますのでその半分の22mとなります
次にダウンチューブの右端(乗車した状態での右側)からチェーンリングまでの距離を測定します
例えばダブルチェーンリングの場合最初にダウンチューブの右端からアウターチェーンリング中心までの寸法を測定すると29mmになります
次にインナーチェーンリングとアウターチェーンリングの外-外の寸法を測定すると9.8mmとなり中央となるのでその半分の4.9mmを29mmから差し引いた数値が24.1mmとなります
最後に最初に測定したダウンチューブの半分の寸法を加えると46.1mmとなりその数値がこの自転車とチェーンリングのチェーンライン値ということになります
http://www.hozan.co.jp/mechanic/mechanical_advice/frame_fork/images/img3-01.jpg
トリプルチェーンリングの場合中央のチェーンリング外側からダウンチューブ右端までの寸法を測定すると23mmになります
次にチェーンリングの歯の厚みを測定します
この場合チェーンリングの歯の厚みは2mmとなっていますのでその半分の1mmを先ほどの23mmから差し引きダウンチューブの直径の半分の寸法に加えるとチェーンラインは44mmとなります
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