例えばフロントに3枚のチェーンリングが装着されたクランクセットとリアに9枚のコグが装着されたスプロケットがあるとします
この時理論上では全ての組み合わせでは27通りのギア比を選択できる事になりますが
実際にはいくつかの組み合わせで上記のような不具合が必然的に発生してしまう事があります
このような場合必ずしもエフェクティブチェーンラインの不良という事ではありません
一般的にはフロントチェーンリングのアウターギア(外側の大きなチェーンリング)とリアのローギア(ホイールに最も近い大きなコグ)との組み合わせや
フロントチェーンリングのインナーギア(内側の小さなチェーンリング)とリアのトップギア(フレームパイプに最も近い小さなコグ)との組み合わせ
のように上方から見た時にチェーンが極端にクロスする組み合わせをしないように推奨されています
自転車チェーンは横方向にも柔軟に変形するように設計されていますが効率的に正しくチェーンを作動させるためには出来るだけ真っ直ぐにチェーンを配置させる事が重要です
チェーンとチェーンリングやコグが擦れ合っているような場合チェーンやチェーンリングコグへの負担は甚大となり著しい消耗や変速性能の低下また駆動効率の低下などの恐れがあります