俺は高校の時上手く学校に適応できなかった。イジメを受けて成績はどん底、もう学校を辞めたいと親に訴えたことがある。
すると母親(鬼籍)がこんな話を始めた。母が中学を卒業したのは朝鮮戦争の頃、母は高校へ進学したかったが、家が貧しく
女の子を進学させる余裕は無かった。ちなみに男兄弟は進学させてもらってる。母は家業である農業を手伝うようになった。
朝、畑に出て働いてると、高校に進学したかつての同級生が登校するのに出会うんだが、母は恥ずかしくて隠れたらしい。
あんた(俺)にはそんな思いはして欲しくない!と泣きながら言われた。俺も号泣したわ。
不思議なものでその日を境にイジメは少なくなり、俺は勉強する意欲も取り戻し、なんとか高校を卒業した。
大学には行かなかったけど、手に職を付ける為専門学校に行った。母からは、大学でもなんでもあんたの為なら
土地売ってでもお金作るから、勉強して!って言われた。
俺には衝撃的で有難い母親でした。長文失礼しました。