手のひら返しをまともに味わったのが個人的な修羅場。

前の会社は下請けが多く、後だし言いがかり無茶ぶりが元請けの担当から当たり前のように来る日々。
担当も「出来ない、というのは云々」とお前はワタミ出身か?と言いたくなるような論理を平気で振りかざす。

ところが恩師の紹介で転職した先が、「下請け?やったことないよ」な会社。
仕事内容も180度反転、一つの案件金額が大きいのでヒラでも億単位のカネを扱う。
業界に長くいるので仕事自体はすぐ覚え、小さい案件をいくつか側付でこなすと早速十億単位案件の担当に。元々それなりに人脈は作っていたので下請け選定と
発注はほぼスムーズに進んでいたが、どこから仕入れたのか以前の担当が接触してきた。
ほぼ選定と契約も終わり今更入る余地も無いが。と思いつつも会うと、以前の態度は無く土下座までされてこっちとしては呆れるやら感心するやら。
ふと前の扱いを思い出し、
「場合によっては後だしも無茶ぶりもするけど対応出来る?」
と聞くと言い訳したので、
「出来ない。というのは云々、って良く貴方が言ってましたよね。同じリーマンなのにそれはどうなんです?」
思わずツッコミ。

案件動かすために既に稟議書通って、最終決裁下りるのを待っているこっちとしては今更感が強すぎて一応商談の真似事だけして突っぱねたが。
相手が立場をどう変えるかわからないのに視野狭窄であぐらをかくとこうなるのかと体験した事と、そこに至るまでの独りよがりな葛藤が自己修羅場。

傍目から見たら笑われそうなのも自分の中で修羅場。