そして数か月後に新聞を見て狂喜した。
バイク暴走による事故死と実名で記載されていたのだ。
(今なら名前を隠して報道するんだろうけど当時はハッキリ書かれてた)
後で聞いた話では少年院に入っていたらしく、
出所した直後に川の堤防で暴走して転倒、
右足を吹っ飛ばした際にの失血で死んだそうな。

自宅近くに火葬場が有った関係で見覚えの有る連中が
喪服を着てる姿を見て鼻で笑ってたが
それでも俺の心が完全に癒える事は無かった。
そいつらとは進路が全く違う事から俺は無事に成人する事が出来た。

俺が精神的に最も追い込まれた時お世話になったのが
青少年相手の電話相談サービス。
俺が居た地域では「ヤングテレホン」と呼ばれてるものだが、
此処の職員の方による励まし・助言が無ければ
俺がこうやって書き込む事は無かったと思う。