続き

婆さん本人は暑さが応えたのか家で大人しくしていて、母親が話し相手をずっとしていた。
修羅場その2は警察から連絡が入ったらしい施設側が連絡してきた時。
俺のスマホに見知らぬ番号が着信してきたので用心しながら出ると、婆さんが入っている施設から。婆さん、どこかの施設に入っているらしい。
生活相談員だか生活支援員だか名乗る人物が最初に言ったのが、

「お宅がうちの入居者を勝手に引き取っているのですか?」

あ?
「こちらは、警察からの要請に基づいて婆さん家で預かっているだけ。拉致ったんだったらお宅の防犯システムに記録残るし警察が要請しないでしょう。
で、俺がいつ拉致ったの?証拠あっての発言ですよね?」
ちなみに着信と同時に録音してる。
で、相手慌ててメンバー交代。今度はちゃんと電話した事情を説明して、状況と
婆さんの今の状態を聞いてきたのでざっくり話した。

結局、施設から迎えが来て解決したのだが、迎えに来た時も最初に名乗っただけで以降は黙ったままさっさと連れ帰った。

今必死に「介護は大変」と喚いているが、施設に関してはこの経験からこっち
「中の問題だろうが」としか思えない。
回覧板や市の広報に挟まっている介護関係の団体や施設のチラシで能書き垂れてるのを見ても、不信と嘲笑しか湧かないのも修羅場。
「地域ガー」とほざかれても自分等の都合でほざいてるとしか思えないのも修羅場。