>>116
「呑水」と言ってな、もともとは匙だ。出っ張った部分は匙の柄の残渣。
縄文時代から、何度も、匙が徐々に大型化し、椀と同じ大きさになると再び小さな匙が生ずる、という歴史を繰り返してきていた。
車座になってみんなで鍋に匙突っ込んで食べているなかで、匙を大型化し掬う回数を減らす方向に進化して、一食で掬う回数が一回になるような
匙の大きさになると大型が止まり柄が退化して、新たに小さな匙が生ずるという、歴史の反復。
今のターンは、奈良時代くらいに小さい匙が生じて、元禄くらいの時分に匙の大きさが限界に達して、箸の普及で新たに匙が生ずるのが遅れていて、
外来の匙が幕末・明治期に再導入された。