姑と夫が訳の分からないことを言う人だった
あるはずのものを無いとか無いはずのものをあるとか無茶苦茶 言い
毎回「お前!どこに隠した!」と、私のせいにして騒がれた
また、ある時は味噌の中に爪切りがあったり
ある時は洗面所に汚物が詰まってたり、おかしい事も全て私のせいにされた
娘はそういう姑や夫のことが嫌いで自分はアイツらの血なんか一滴も受け継いでない!と言い切ってた
そしてその後 娘を連れて離婚したのだが
娘と二人暮しになった途端、娘が夫や姑みたいなことを言うようになった
「お母さん!私のヘアアイロンをどこへやったの?!」
娘しか使わないものをどこにやったと言われても知らなくて、一緒に探したんだけど
部屋中探してもなくて、掃除がてら押入れまでひっくり返したがなかった
そしたら娘の部活用の大きなカバンの底からヘアアイロンが出てきた
カバンからは部活のウェア一式や弁当や財布が出てきてその一番下からヘアアイロンが出てきたのだ
当然 娘が入れたのだろうが娘はすごい顔をして私を見てた
完全に犯人を見る目だった
いやいやいや、私は知らんがな!
そもそも他人のカバンなんか触らないし
部活の服や弁当箱や財布を取り出してヘアアイロンを入れて
また服などを元に戻すなんて面倒なことするはずがない
というか、物がなくなったという時間には私はいなかったんだよね
そのことを一生懸命 説明するんだけど娘は全く聞く耳を持たなくて
その様は驚くほど夫や姑にそっくりだった
あれほど嫌がってた部分が一番よく似てしまって、これも遺伝なんだろうなと思った