第二次大戦の時、ブラジルは連合国に付くでも枢軸国に付くでもなく、さりとて中立とも言えない不審な外交を行なっていた。
アメリカ国務省は業を煮やして駐米ブラジル大使を呼び出し、外交方針について問いただした。
「ブラジルの外交方針は」大使は堂々と答えた。「金玉である」
「関与すれども介入せず」