身内に芸能人が居るんだけど、それを知った男が、俺も役者を目指してる!こんな所に縁があったとはな!と息巻いて近寄ってきた時
この男とは友達でも何でもなかったし学部が一緒なだけだったのでいきなりどうしたのかと思った
身内は役者ではなく評論家だし、何より男は太っていてイケメンでもなく、興奮するごとに頬がプルプル揺れていた
紹介とかは無理です。とハッキリ断ってそこで終了だと思ったけど、しばらくしたらまたすり寄ってきて君の手料理なら食べられそうだ!と脈絡のない事を言い出したので当時は本当に怖かった
私がこの男に手料理を振舞いながらコネを用意するってどんなうまい話を描いているんだと神経が分からなかった