不用心だったなあと反省した話。
新卒で一人暮らしをしていた頃、疲労とストレスで思考が完全に鈍ってた。
その日も疲労困憊で帰宅、ご飯を作ってさあ食べよう!となった夜9時前くらいだったと思う。
インターフォンが鳴って「水道の件できました」と若くて爽やかなスーツ姿の男性が来た。
「ご飯食べたいのでちょっと」と断ったら「どうぞ!待ってます!」と元気に答えられたので言われるがままに家に上げた。
丁度少し前にアパートの水道工事があったから、水道局の人が点検に来たのかと思ってた。
それで床に正座した男性と雑談しながら1人ご飯を食べ、食べ終わったら水道が見たいと言うので付き合った。
男「浄水器付いてないですね。水道水はそのまま飲めないじゃないですか。このウォーターサーバーが…」
私「飲みますけど」
男「えっ水道水そのまま飲むんですか!?」
私「普通に飲みますね」
男「じゃあこのウォーターサーバーは不要ですね…」
私「で、うちの水道は問題ないですか?」
男「えっ」
私「えっ」
そこでやっと水道局と無関係の怪しい営業マンだと気付いた。
「僕が言うのも何ですが、女性一人暮らしで知らない男を家に上げると危ないですよ」と言い残して帰ってった。
時間だけとらせてごめん。私がさっさと断れば1時間も無駄にしなかったのに。
その後も時々真夜中にインターフォンが鳴ったりドアガチャされたりドア蹴られたりしたけど、
ちゃんと無視するようになりました。