>>823
それからの私は、実父を墓に入れたくないという一心で、お骨はお寺に預かってもらい
預かるにも四十九日までなので、四十九日までに実父の遺言書を偽造していました
内容は「遺灰は海へ」と言う内容で、親戚縁者を納得させるために、実父の書いた文字など
トレースして偽造しました
散骨する船の上で、親戚縁者に囲まれながら散骨をするんですけど、私は嫌なので実父の遺灰を手にしていなく
親戚縁者が遺灰を海にまくのを見ながら「うっ、うっ、うっ、うっ」とよだれたらしながら嗚咽を漏らしていました
親戚縁者はその姿を見たのでしょうか、いろいろ慰めてくれてうれしかったのですが
本当は自慰行為をしなくても絶頂を迎えた瞬間でそれで泣いていたんです
この時は親戚縁者を騙したこともあってさすがに罪悪感がありました

その次の日に、私は実父が残したあの写真を探すため実家を家探ししたのですが、見つかりませんでした
(後日貸金庫の中から見つかりました)
その為、火葬場の興奮と相まって、というのでしょうか、あまり覚えていませんが「家を燃やせばいい」と衝動的に考えて
ポリタンクを車に積んで近くのGSに行きました
その時に出会ったのがカウンセラーの先生です

カウンセラーの先生によると、この真夏の暑い日にポリタンク4つ積んで灯油買いに来る奴なんて不審だと思って
ご主人の運転する車から降りて私に声かけたそうです
当時の私は「半笑いで瞳孔が開いた目をしていた」らしいです、自分では全く記憶にないですが
先生がご主人を連れてきて(ご主人はプロファイラー)、道端で話をしようということになって
先生がこの灯油の使い道はと聞いたところ、私は悪びれる様子もなく笑顔で「家を燃やそうと思っているんだ」と答えたらしいです
(この時のこと本当に覚えていない)
その後、自分の車はコインPに停めて、夫妻の車に乗せられて先生の自宅に行きました