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武力まがいのオレンジを覚えているか [無断転載禁止]©2ch.net
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0210実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/29(日) 20:49:03.86ID:F+uWMHS80
【やっぱりあなたはザンビディス?】

苦痛の一言だった。
昨日行われたK-1 WORLD MAXで受けた苦痛のことである。
地上波放送をしていたら原型がないくらい編集の嵐だったろう。

韓国で開催されたMAX-70kg 開幕戦。
ドラゴが地元のイ・スファンをKOで刈り取るまで判定の連続だった。
力が拮抗しているといえば聞こえがいいが、ただ仕留める「一歩」が足りなかっただけだろう。
皆、まるで一日三試合を行うトーナメントの一回戦のような戦い方だった。
だが、判定決着であったが、一人だけあまりにも素晴らしすぎる戦いを魅せた男がいる。

マイク・ザンビディス。

ザンビディスとシャヒッドの激闘はMAXの歴史に残るものであり、振り返る際には必ず上位
に顔を出すであろう内容となった。
リング上の睨み合いからただ事ではなかった。
昨日の無冠のナンタラというハッタリとはわけが違う。
ゴングと同時に強烈な踏み込み付きで振りかぶるザンビディス。
以後、この古参は最後の最後まで拳を振り続けた。
手数が多い、という表現がある。
この日のザンビディスも手数は多かった。だが一般的に使用されている表現とは少々異なる。
一発で仕留める気で振りかぶり、結果仕留めることが出来なかったので、追加を放つ。
その積み重ねで「手数が多くなってしまった」というべきなのだ。
手数の多さを前提に戦っている選手とは意味合いが異なる。
だから面白かったのだ。
終わらそうとしているから。

ダウンの応酬、引かない両者、盛り上がる会場。
いやはや素晴らしい試合、これぞK-1。
この試合だけは多くの一般層に観て欲しかった。
K-1の魅力を伝えることが出来ただろう。
0211実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/29(日) 20:49:45.58ID:F+uWMHS80
>>210の続き

ザンビディスは低い身長、ストレートやローの弱さと穴は多い。
だが穴があるから面白い。
この大会、
完璧な選手と穴がある選手、どちらが盛り上がっただろうか?
名勝負製造機のザンビディスだが、相手次第では凡戦に終始してしまう。
長島☆自演乙☆雄一郎には勝てるだろうが、佐藤嘉洋には勝てないだろう。
アルバート・クラウスやドラゴとの対戦も鮮度はない。
ジョルジオ・ペトロシアンにはいなされることは明白だ。
ここは是非モハメド・カマルと戦って欲しい。
小柄でキレのある者同士、必ずや噛み合うことだろう。

7年経っても、ザンビディスを超える面白い選手が出てこない。
彼の持ち味を引き出す良い組み合わせを祈るばかりだ。

https://web.archive.org/web/20101216082349/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/281
0212実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/29(日) 20:57:54.48ID:F+uWMHS80
【私たちの下手クソな右フック】

2009年のDynamite!!は16.7%の視聴率を記録した。
「石井 慧の初参戦」「魔裟斗の引退」と二つの看板を合わせて、ようやくこの数字である。
前者はタイミングが1年遅かったし、後者に関してはそもそも世間はほとんど注目していない。
どちらも単独では到底目玉にはならないキャッチだったのだ。

さて、突然だが、最も難しいパンチとは何だろうか?
一般的には、ジャブと呼ばれる前手で放つストレートよりも、奥手から放つフィニッシュストレート
が最も高度だと言われている。確かに奥手から放つストレートは、左右の脚、腰、腕と全ての
タイミングがシンクロされていないと、その効力は全く発揮されないやっかいな技術であり、
実践で使用することは大変困難である。先日、UFC参戦が報道された五味隆典は、この奥手
から放つストレートの上級者である。五味のストレートは最短距離であり、それでいてどこまでも
伸びていくような美しい軌道なのだ。

アッパーの場合はストレートとは逆で、奥手から放つアッパーは初級者向けであり、
前手からのアッパーは高度専門の技術である(ムエタイとボクシングを制したサーマート・パヤクァルン
は、ノーモーションで前手からのアッパーをダブルで放つという神業も見せたが)。

しかしながら、私は(オーソドックスの場合)右フックこそが最も難しいパンチだと感じている。
左フックは、左足と左肩を最小限動かすだけで放てる最も簡単な技術の一つであり、
手軽に習得出来ることから、多くのキックボクサーが得意な技として挙げている。
ご存知、魔裟斗もその一人だ。だが、右フックは単純ではない。前足である左足には体重を乗せ、
右足の踵を半返し、さらには腰も意識して使わなければならない。右ストレートはノーモーションであり、
最短距離の技術であるため、相手は気をつけていても喰らうことが多い。プロボクシング現WBO世界
ウェルター級王者のマニー・パッキャオが良い例である(彼の場合はサウスポー)。
0213実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/29(日) 20:58:55.42ID:F+uWMHS80
>>212の続き

パンチは、肘の動きでストレートなのかアッパーなのかフックなのかが読み取れるため、
最も相手への到達時間が長い右フックの場合、よほどの使い手か、もしくは相手が鈍臭いか、
どちらかでないと当てることは困難なのだ。極真空手の選手であるグラウベ・フェイトーザの
ブラジリアンキックの要領で、ストレートの肘の動きだしで右フックに変えても威力は全く無いだろう。
マイク・ザンビディスやマイティ・モー、レイ・セフォーもそうだが、彼らの右フックはレベルの低い
K-1のみで当たる世界であり、そもそも右フックと呼べる代物ではない。
K-1で右フックと呼べる物は、HAYATO戦の2R目で放った前田宏行の右フックのみである。

2009年のDynamite!!、3R目に入ると魔裟斗は果敢に右フックを放ちはじめた。
当たれば効く重量感のある右フック、だが、上記に述べている通り、モーションが大きい上に、
到達時間が長いため、アンディ・サワーにほとんど見切られてしまう。
必死で練習をしてきたのだろう。実直な性格ゆえ、練習をしてきたことを出したかったのだろう。
ひたすら右フックを狙いつづけた。外れても外れても何度も何度も・・・
まさか最後の最後で、右フックを我が者にしようとしていたとは。その姿勢には本当に感服する。
それまでの魔裟斗は、もちろん高度な技術である右フックなど扱えるはずもなく、
簡単な技術である左フックや右アッパーを多用する、よくあるエセボクサーに過ぎなかった。
魔裟斗自身、ボクシングが下手クソなことは良く分かっていたからこそ、右フックという高度専門の
技術に受験することを躊躇っていたはずなのだ。
だが、もうこれで引退。笑われてもいいからやり残したことをやろう。
最後の最後で勉強し、右フックを受験したのだ。

結果的には不合格な右フックだったかもしれない。
だが、自分の殻を破る瞬間や、習得することに制限など無いということを、
魔裟斗のがむしゃらな右フックが与えてくれたと思う。
もちろん、そんな小難しいこと、多くの人には伝わるわけがないだろう。
勇気という言葉は大変軽率な言葉で大嫌いだが、
魔裟斗の信念にも似た不器用な右フックを見ていると、

本当に勇気が沸いたのだ。
0215実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/29(日) 21:10:09.75ID:F+uWMHS80
【業界人に愛された吉田秀彦、ファンに愛されている桜庭和志】

吉田秀彦引退興行「ASTRA」が開催された。
私は観戦していないで「スポナビ記事観戦」を敢行した。
最近の引退試合らしく、敗戦をもって吉田は引退した。

エンセン井上、中村大介、小見川道大、長南亮などの豪華な選手達に、
ASKA、つんく♂、藤川優里、名倉潤などの有名人が彩り、
そしてエメリヤーエンコ・ヒョードル、桜庭和志、藤田和之、ミノワマン
などの現役選手から激励が贈られた。

実に華のある大会だった模様だ。
その中で吉田は約8年の総合格闘技人生に幕を下ろした。

吉田といえば、柔道五輪金メダリストによる総合格闘技参戦の
パイオニアである。
佐竹雅昭、マーク・ハント、ルーロン・ガードナー、小川直也、西島洋介、
モーリス・スミス、石井慧などの「話題性」なカードと、
ホイス・グレイシー、田村潔司、ヴァンダレイ・シウバ、ミルコ・クロコップ、
ジョシュ・バーネット、菊田早苗との「ガチガチ」なカードによる
その対戦相手のレベルは丁度半々だった。
ただ、「キビシい相手」ジェームス・トンプソンと戦うなど、
骨太な選手だったことは確かだ。

貴重な和製ヘビー級総合格闘技選手だった。

だが、業界人や企業からは熱狂的な支持を得られても、
ファンからは熱狂的な支持を得られているようには思えなかった。

思い出すのはPRIDE無差別級グランプリ2006 2ndROUNDである。
あの大会はフジテレビ撤退後初の興行であり、そのテーマは「不安」
であった。
0216実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/29(日) 21:11:09.20ID:F+uWMHS80
>>215の続き

メインを飾ったのは吉田だった。
だが、ファンは対戦相手のミルコに声援を送り、吉田への声援は飛ぶ蚊の程度だった。
後ろの席から声が聴こえてきた。
初めて観戦したと思しき女性の声だった。
「吉田への声少なくない? 悪いことでもしたの? 人気ないの?」

ファンはどうも乗れないのだ。
吉田は筋金入りのプロフェッショナルファイターすぎるのだ。
総合格闘技をとことん生活の糧にするたくましすぎる男なのだ。
これは当然良いことだ。なんら間違いではない。
有能なビジネスマンだ。頼もしい。憧れの対象ともなるだろう。

だが、ファンの心は別だ。
Dynamite!!2009の煽りVで「この戦極盛り上げて下さい!」と叫んでいる
声をファンはシラケて聞いてしまうのだ。

ビジネスは隠さなければいけない。
柔道着の袖の中にでもそっとしまい込まなくては。
表立ったリッチマンが発する妙に優しい言葉。
これではヒールに仕立て上げることも難しくなる。
吉田はヒールで生きる素質もあったのだがー。

しかし、ファンはシウバを投げ飛ばした熱狂を忘れない。
柔道の技で、日本の武道で、当時最先端の総合格闘技選手を
投げ飛ばしたあの興奮を。

吉田秀彦、お疲れさま。

https://web.archive.org/web/20120510100147/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/119
0217実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 20:35:58.50ID:ejCZvdpL0
【村浜TAKE HEROに5000回拍手を送る!!!】

3月27日に開催されるK-1 WORLD MAX 2010-70kg Japan Tournament。
そこで行われる63kg級に正式設定されたライト級ワンマッチ、DJ.taiki×渡辺一久
による異色対決の他、もう1試合、ライト級の試合が組まれている。

小宮山工介×村浜TAKE HERO。

村浜TAKE HEROの前身は、ご存知、村浜武洋である。
彼は結局「一匹狼」なのだろう。結局。そう結局一匹狼なのだ。
SB、キック、プロレス・・・「色々あった」ので、彼に対して悪い感情を抱いている
方も多くいるだろう。
だが、私は彼に溢れんばかりの拍手を送りたい。
なぜなら、彼の思念は、当ブログの信念と全く同じだからだ。

「63kg級は新しくできたもの。だからお客さんを沸かせなければイベント自体がなくなる」
「自分が(前へ)行かなければ負けないと思うが、そんな試合をすればお客さんは沸かない」
「プロレスは沸かせてナンボ。格闘技も同じ」
「前へ出た結果、KO負けをしても仕方がない。お客さんが沸けばいい」
「しょっぱく勝つなら豪快にKO負けした方がいい」
「勝っても負けても面白くなければダメ」
「勝てばいいのはアマチュア。プロは沸かせてナンボ。今、不景気だから、余計にそう」
「結果なんてどうでもいい。勝てばいいじゃなくて、面白くないとダメ。相手にもそれが
分かってくれたらいいなと思う」

上記の台詞は、彼が公式インタビューで語ったことを要約したものである。
素晴らしすぎる。
あまりの感動で起こす文字が雑になってしまう。

「口ではなんとでも言える!」そんな意見があるとしたら論外だ。
対外的にメッセージを発することからがプロの仕事だ。
0218実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 20:36:37.89ID:ejCZvdpL0
>>217の続き

そう長くないインタビューで、彼はしつこいくらい己の価値観と信念を読者に伝えている。
この思念、その姿勢、これこそがプロフェッショナルだ。

モゴモゴ、ブツブツ、ダラダラ、くっだらない言葉を垂れ流す格闘家達は、彼を見習え。
自分のことしか考えていないくっだらない格闘家達は、彼の台詞を何度も見返せ。

繰り返す。
彼の思念は当ブログの信念そのものだ。

https://web.archive.org/web/20100315143246/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/73
0219実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 20:39:13.80ID:ejCZvdpL0
【佐藤嘉洋には・・・拍手を送れない】

怒りは沸いたが一瞬だった。
すぐに冷めていき、そしてとても寂しくなった。
当ブログでは3/13の記事で、村浜TAKE HEROの発言を紹介した。
本日の記事は、3/13の記事に目を通してから、読んで頂ければと思う・・・。

「(MAXは)一人のスーパースターが引っ張ってきた競技」
「地味な人は地味に、派手な人は派手にやっていけばいい」
「間違いなく大きな会場を満員に出来ると信じている」
「(MAXは)ひょっとしたら、あと1年で終わってしまうかもしれないし、
科学反応を起こしてもっと大きな波になるかもしれない」

上記の台詞は、佐藤嘉洋が公式インタビューで語ったことを要約したものである。
寂しい。
ただただ寂しい。

〈(MAXは)一人のスーパースターが引っ張ってきた競技〉
「引っ張ってきた」という表現よりも「引っ張らざるをえなかった」
その表現が適切だろう。一人の男に頼らざるをえない状況を造った責任は
誰にあるのか?

〈地味な人は地味に、派手な人は派手にやっていけばいい〉
派手とはなにか? 魔裟斗も須藤元気、長島☆自演乙☆雄一郎がなぜ派手な
振る舞いをするのか? 自分のため、その通りだ。だが、自分のためというのは
MAXのためと同義なのだ。自分の職場を失わないために、自分が道化師に
なる。彼らの人間的な本質は他の選手と何も変わらない。
地味や派手、そんな差別化をつけること自体、次元が違う。

〈間違いなく大きな会場を満員に出来ると信じている〉
地味な人や派手な人、色んな個性がぶつかり合えば、大きな会場を満員に
出来ると信じていると佐藤はいう。
0220実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 20:40:33.40ID:ejCZvdpL0
>>219の続き

もし、地味の定義が「ルックスもトークも凡庸で、他メディアにも特に登場していなく、
入場もコスチュームも平凡で、KO勝ちもKO負けも少ない選手」だとすれば、そんな選手は
不要だ。テレビ放送を舞台に戦う選手として不要だ。いらない。

〈(MAXは)ひょっとしたら、あと1年で終わってしまうかもしれないし、
科学反応を起こしてもっと大きな波になるかもしれない〉
この台詞は本当に寂しかった。他人事のこの台詞には・・・。
「あと1年」は今に始まったことではない。MAXは常に「あと1年」の連続だった。
なぜならそれがテレビだからだ。
「あと1年」を「もう1年」と引き延ばし続けたのは、運命ではなく、必然にするための努力
だったのだ。魔裟斗、須藤元気・・・
彼らは「あと1年」で終わらせないために知恵を絞り、創意工夫し、実践してきたのだ。

村浜のインタビュ?を読んだ後だから、尚更寂しい。
*次回へ続く。

https://web.archive.org/web/20100322192526/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/76
0221実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 20:42:41.12ID:ejCZvdpL0
【続・佐藤嘉洋には・・・拍手を送れない】

誤解の無いように記載しておくが、私は佐藤嘉洋が好きだ。
キックボクシング時代、彼の試合を観るためだけにチケットを購入して、
観に行ったものだ。
だが、今の彼の職場は地上波放送を舞台に戦う格闘家だ。
「私がどう思うか」ではなく「不特定多数の人が観たらどう思うか」という目線を保ち、
「MAXが不特定多数の人の支持を得るには」ということを忘れないように、
自分の想いは胸にしまい、客観的に評していきたい。

昨日の記事に続き、佐藤嘉洋が公式インタビューで語った台詞を要約し、
それを嘆く。昨日の記事に目を通して頂いてから、本日の記事を読み進めて
頂けたらと思う。

「あれだけ盛り上がっていた格闘技のブームは、終わってきていると思う」
「ブームというのは必ず終わりがある。でもいい。また新しいブームを起こせばいいだけのこと」
「(そのブームを起こすのが自分でありたいと?)ニーズが合ってくれるといいのだが」

上記の発言も公式で発した佐藤の台詞である。

〈あれだけ盛り上がっていた格闘技のブームは、終わってきていると思う〉
ブームとは一般層を席巻することをいう。
そう考えると、格闘技のブームなど存在していないことになる。
しいて言えば、ブームを起こしていた(世間を席巻)のは格闘技ではなく
格闘家個人に対してだ。
それでもブームと呼べるのはボブ・サップくらいであり、魔裟斗はブームまでは至っていない。
もし、格闘技にブームがあったと思っているのならそれでもいいが、
そのブームを「終わってきていると思う」と他人事のような発言は本当に寂しい。
もし終わってきていると感じるのなら、終わらせないようにするのが彼らの努めでは
ないのだろうか?
0222実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 20:43:14.37ID:ejCZvdpL0
>>221の続き

〈ブームというのは必ず終わりがある。でもいい。また新しいブームを起こせばいいだけのこと〉
新しいブームを起こす? チャンスは8年間(MAXが設立して)あったのだ。
チャンスは誰にでもあった。そのブームとやらを起こすチャンスは。
だが、誰も起こさなかった。
だから、いつまでも魔裟斗が背負い続けた。
8年間、何も造れなかった他の選手達が、今更何を造れるというのか。

〈(そのブームを起こすのが自分でありたいと?)ニーズが合ってくれるといいのだが〉
一番寂しい台詞だ。
ニーズを合わせるのではなく、合うことを期待する姿勢・・・
今、K-1 WORLD MAXという「スポーツテレビ番組」は、そんな受けの姿勢で構えて
いられる(殿様商売)状況なのだろうか・・・?

https://web.archive.org/web/20100324161516/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/77
0223実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 20:53:53.97ID:ejCZvdpL0
【サヨナラ佐藤嘉洋、こんにちは長島☆自演乙☆雄一郎】

鮮やかなコントラストだった。
公式で発せられた佐藤嘉洋と長島☆自演乙☆雄一郎の台詞である。

「『対策は立てていて、試合をすれば勝てた』みたいなことを言っていたが、
それは言わなくてもいいことだ。謝罪だけすればいい」

上記は小比類巻太信に対する長島が公式で発した台詞を要約したものである。
長島が怒るのは当然だ。
小比類巻が「引退試合は長島選手と戦います」と再戦の約束を交わしたのなら、
上記の捨て台詞が伏線として役目を果たす。
だが、小比類巻は長島との再戦を宣言しなかった。
小比類巻の苦しみなど、長島が被った苦しみに比べれば大したものではない。
それを小比類巻は分かっていない。
伏線の役目を果たさないあの台詞は、ただの失礼な行為だ。

「K-1MAXは崖っぷち」
「各個人がキャラクターを持ってやらないと」
「K-1MAXが好きだからK-1MAXをなくしたくない」
「今回は(視聴率)数字を獲らないといけない」
「衝撃を与えないとやばい。そういう危機感を持って試合に臨みたい」

上記は公式で発した長島の台詞を要約したものである。
当ブログでは長島の「地上波放送を舞台に戦う格闘家」としてのプロフェッショナル
な姿勢を一貫して評価してきた(1/11,2/19,2/22の記事を参照)。
そのことを誇りに思う。

「渡辺一久選手や長島選手よりも強い選手はいる」
「面白いことを言ったり、コスプレをして、有名になれてテレビに出れる番組なら、
自分は出なくて構わない」
「自分のやり方がテレビの人に求められていないなら、ごめんなさい」
0224実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 20:55:06.71ID:ejCZvdpL0
>>223の続き

「自分のやり方で盛り上げる。それについてこないなら、さよならですよ」

上記は公式で発した佐藤の台詞を要約したものである。
佐藤については(3/16,17)の記事を参照して頂ければと思う。
ここで大切なのは、K-1が佐藤にオファーをした際、K-1側がどう趣旨を
説明したかである。
元々K-1は「空手の試合をゴールデンタイムで放送し、空手家がCMに出る」という
ことを目的としていた。ショーアップありき、世間ありき、テレビ放送ありき。
それがK-1である。
もしかしたら佐藤はK-1からそういった趣旨とは別の趣旨を聞かされていたのかも
しれない。「これからはキャラクターなど必要無い。完全実力主義だよ」と。
それなら「話が違う!」ということで、佐藤の今回の台詞はある程度は納得出来る。
だがしかしー。

MAX設立のために魔裟斗がどれだけ頭を下げて営業周りをしてきたことか。
中量級の立ち技選手に光を与えようと活動した結果、選手からも関係者からも
白い目で見られ、魔裟斗はどれだけ孤独と戦ってきたことか。
魔裟斗がMAXという舞台を勝ち取った瞬間、手の平を返す選手、関係者達。
我が物顔でMAXを貪る選手達。
貪った結果、なくなれば「さよなら」をする選手達。
そんなMAXを消さないように最期まで努力をする長島。

キャラクター、面白いこと、視聴率、
仕方ないではないか。
それが現実ではないか。
回りくどいことかもしれないが、そういった「オプション」で不特定多数の人を惹き付け、
その中で、技術の素晴らしさを少しずつ伝えていくしかないではないか。
現実を直視しよう。
0225実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 20:55:35.64ID:ejCZvdpL0
>>224の続き

サヨナラ佐藤嘉洋。
こんにちは長島☆自演乙☆雄一郎。

https://web.archive.org/web/20100701065941/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/86
0226実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 20:57:08.12ID:ejCZvdpL0
【コアなファンに聞きたい。貴方達は本当に愛しているのかを】

今年は何回地上波でK-1 WORLD GPを観ることが出来るだろうか?
今度の横浜大会は放送するのだろうか?
下手すると開幕戦すら放送せず、今年は決勝戦だけ、そんな可能性すら漂う。

これからのGPは、漫才日本一を決めるM-1グランプリと同じく、年末に一回だけ放送
することになるかもしれない(谷川EPは隔年開催を示唆しているので、二年に一度しか
お目にかかれないかも)。

地上波放送が消えれば、不特定多数を対象とする必要がなくなるので、
長年コアなファンが待ち望んでいた「コアなマッチメーク」も可能になるだろう。
分かる人だけ分かればよい世界の幕開けである。

コアなファンの中には、「地上波放送は癌だ」と訴えている人もいる。
地上波放送が消えることを喜んでいるのだ。

だが、これだけは言おう。
地上波放送が打ち切られれば、K-1を目指す若者はほぼいなくなるだろう。
答えは簡単、観る機会がないからだ。
目にしなければ目指しようがない。
「インターネットの動画で目にする機会があるじゃないか」
そういう意見もあるだろうが、地上波で観たことのない「K-1」の名前も知らない
世代が(地上波が打ち切られた後、細々とK-1は継続していると仮定して)如何にして
「K-1」と検索をかけて、動画に辿り着くのだろうか?

もしK-1(MAXも含む)が、地上波放送されていなければ、澤屋敷純一、HIROYA、
日菜太等の「格闘家」は存在しなかっただろう。

万人向けと言われる地上波放送が打ち切られれば、コアなファンは即席の喜びを得る
かもしれない。だが、競技人口が減り、すぐに渇いた世界がやってくることに不安を
感じないのだろうか。
0227実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 20:57:40.87ID:ejCZvdpL0
>>226の続き

私はK-1を愛している。
愛しているK-1を目指す若者を減らさないためにも、「お茶の間向け」と揶揄されようが、
地上波放送を維持して欲しいと心から願う。

https://web.archive.org/web/20100304065447/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/61
0228実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 21:00:06.70ID:ejCZvdpL0
【真・戦うフリーターは密林の関節カーニバルを倒すことが出来るのか?】

DREAM.13が開催された。
先日願った、マイティ・モーとアンドリュース・ナカハラの奇跡は起らなかったが、
(3/22の記事を参照)素晴らしい試合の連続だった。

最も素晴らしかった試合は満場一致であると信じている。
メインイベント。
DREAMフェザー級タイトルマッチ、
ビビアーノ・フェルナンデス×ヨアキム・ハンセン。

ビビアーノは、廻りながらインローで攻め立て、
突然、上体を倒した鋭角なハイキック。
続けて飛び膝と右フックを同時に放ちながら飛び込み、
ハンセンの体勢を崩したところで、テイクダウンと同時にサイドポジションを狙う。
あまりのスピード感。
これに抜群の守備力を誇るハンセンは簡単にサイドを獲らせるわけもなく、
ガードポジションに持ち込む。序盤にして最大の見せ場がこのシーンだったに思う。

ビビアーノは右ボディからの右フックというコンビネーションをみせるも、
ハンセンに左ミドルを効かされて、このまま処刑人に呑み込まれると思ったが、
密林は交差の瞬間に拳に力を込めて流れの向きを拒む。
さらに左ローからの右ミドルというリズムの良いコンビネーション、
差し合いからのテイクダウンも勝ち取り、パワーでも上回るところをみせる。
ビビアーノの離れ際の右フックが何度か捉え、圧巻の二段飛び膝まで披露する。
ハンセンの右ボディの打ち終わりに右フックを狙う。
これは当たれば終わっていた一振りだった。
続けてハンセンの左フックに右ストレートを返す。
これが当たりハンセンはよろめく。
さらに飛び膝を突き刺す。ビビアーノの打撃の上手さが光る。
0229実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 21:02:39.52ID:ejCZvdpL0
>>228の続き

ファイナルラウンド。
ビビアーノは一発でテイクダウンを奪うも、
ハンセンはビビアーノの苦手な脚を攻めてこれを逃れる。
ビビアーノは、ハンセンの飛び膝に右フックを合わせるカウンターの基礎技術も披露。
だが、ハンセンの膝が入って劣勢になり、強引にテイクダウンを狙うようになる。
そしてハンセンの右アッパーを喰らい、スタンドでの政権が変わる。
ビビアーノにポジションを全く獲らせないハンセンのガード力は見事だった。

判定は文句無しのビビアーノ。
票は分かれたが、これはいつもの演出だろう。

私は、テレビ放送が実施されている格闘技において判定決着は評価はしない。
だが、15分間休むことなく、これほど高い攻防を繰り広げている試合を見せられては、
その考えが揺らぎに揺らいでしまう。
判定決着の名勝負といえば、エメリヤ-エンコ・ヒョードル×ミルコ・クロコップ、
エディ・アルバレス×ヨアキム・ハンセンなどが印象的であるが、今回の試合は
それらを上回る「判定決着の名勝負」だったに思う。

ビビアーノ・フェルナンデスのポテンシャルは尋常ではない。
山本“KID”徳郁と戦った時は、彼が10歳児の頃に思える。
どこまで伸びていくのだろうか。
その成長を見守ることが視聴者の楽しみ方でもある。

対戦相手がいない。
ライト級の王者だったハンセンは、「確定の最強挑戦者」だった。
確定以上の挑戦者が存在するわけないのだ。
無理に探してみるのならSRCの日沖発か。金原正徳は勘弁して欲しい。
0230実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 21:03:15.87ID:ejCZvdpL0
>>229の続き

やはりここは「ハングリーを取り戻せ! 真・戦うフリーター」
所英男に挑戦して頂きたい。
互いに技を掛け合い、この試合を上回る「作品」を創って欲しいと思う。

https://web.archive.org/web/20100404054214/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/83
0232実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 21:22:21.40ID:ejCZvdpL0
【階級を分ける?何を戯けたことを!ただ「水で薄めた」だけだ!】

DREAM.15が終わった。
期待の菊野克紀は2Rのワンサイドが響き、JZの壁を越えることが出来なかった。
だが1Rの重厚な戦いは「飽き」を感じさせず、三日月への失望は未だ無い。

宇野薫がフェザー級での参戦を発表した。
競技性の象徴アマチュア精神の塊・石田光洋、
熱く飛んでいる・小見川道大らもフェザー級に参戦し、
今、最も面白い・西浦"ウィッキー"聡生、依然として主役である山本"KID"徳郁、
テレビ格闘技理想の人材・所英男、絶対王者に変貌中のビビアーノ・フェルナンデス
ら、既存のフェザー級戦士との絡みに楽しみを見いだす。
DREAMにおいて、ライト級などという薄っぺらい階級は、
菊野絡みでなければもはやフェザーに対抗出来ないものとなった。

楽しみなフェザー級。
だが、試合後の笹原EPのコメントで、その抱いた楽しみは消え去った。
以下はそのコメントである。

「あとこれは改めて発表させてもらいますけど来年には階級を分けます。
65キロ近くと60キロか61キロのふたつに分けます。
これでますます軽いクラスは戦いが激化していくと思います」

階級を増やす余裕がどこにあるのか?
なぜ「水で薄める」作業をするのか?
経営的な思惑が絡んでのことだろうが、ようやく「厚く熱く」なった
この階級を自ら分化するとはー。

かつて世界がPRIDEに憧れたように、61~65kgに関しては世界がDREAM
に憧れる(憧れ始めている)準備が整った矢先、この「水で薄める」作業
である。
0233実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 21:23:14.25ID:ejCZvdpL0
>>232の続き

競技性を追求するのなら間違いではないのだろうが、
やはりDREAMはオールスター戦の要素が強いイベントである。
競技性ならば、水野なにがしという選手がいきなり王者挑戦者決定戦に抜擢
されること自体が笑える行為となるはずだ。

果たしてDREAMの狙いは何なのか?
批判を向けて「そのとき」を待とう。

https://web.archive.org/web/20120510211148/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/196
0234実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 21:24:26.52ID:ejCZvdpL0
【階級バカになるな!】

7月11日の『階級を分ける?何を戯けたことを!ただ「水で薄めた」だけだ!』
という記事がスポナビ+さんの「おすすめエントリー」に掲載された。
せっかくこの記事を紹介して頂いたので、今回はもう少しこの階級問題を
掘り下げてみたい。

63kgで一本化して欲しい理由。
まず一つにK-1とのシンクロにある。
新設されたK-1ライト級だ。
K-1ライトも体重の設定は63、DREAMフェザーと同じである。
例えば、今回は宮田和幸が「DREAM→K-1」に参戦した。
その前はDJ.taikiも同経路で動いた。
体重設定が同じならスムーズに参戦が可能になるし、視点も分かり易い。
西浦"ウィッキー"聡生の「DREAM→K-1」は今すぐに観たい。
渡辺一久が「K-1→DREAM」に出航するところも観たい。
強い肉体を持つ大和哲也の「K-1→DREAM」という挑戦も観たい。
K-1ライトとDREAMフェザーがシンクロし合えば、格闘技全体が盛り上がる
のだ。

西浦"ウィッキー"聡生、所英男、高谷裕之、小見川道大、石田光洋
宮田和幸、宇野薫、山本“KID”徳郁、渡辺一久…
今のフェザーは日本人だけでトーナメントが出来る。
「確定の最強挑戦者」ヨアキム・ハンセンを倒したビビアーノ・フェルナンデス
はこの階級の絶対王者になろうとしている。
ビビアーノを柱にタレント豊富な日本人達が廻るー。
DREAMはこのフェザー級を軸に展開してもよかったはずだ。
ようやく方向性が見え、世界に対抗出来るDREAMの存在価値が見出せたと
思ったのだが…
くどいようだが、この「-63kg」という数字設定はDREAMの独占状態にある。
世界に合わせるのではなく、世界が合わせる、合わせて来るー。
それほど潤沢な人材を誇っているのだ。誇っているのに…。
0235実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/30(月) 21:24:59.79ID:ejCZvdpL0
>>234の続き

彼らもプロだ。
経営と戦略のプロだ。専門家だ。
きっと何かあるのだろう。
それを大いに楽しみにしている。
「やはりプロは違うな!」と思わせる仕掛けがあるのだろう。

なければ困る。

https://web.archive.org/web/20100818031418/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/199
0236実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/31(火) 20:36:58.94ID:kh5GSAiM0
【君はカテナチオに愛されたペトロシアンという選手を知っているか?】

蹴球は守備から構築すれば戦えるチームが出来るものだ。

フィリップ・トルシエはフラット3という守備のセオリーを徹底的に叩き込んだ。
しかし2001年3月に行われたフランス代表との親善試合に0-5で敗れると、無得点に
終わった攻撃力の改革に乗り出すのではなく、崩壊した守備の修正を当然に行ったのだ。
「この国は守備の文化がない」
3バックから5バック、ボランチの数も増やし、守備の文化を急ピッチで煽った。
その結果、僅か一ヶ月後の同年4月のスペイン代表との試合では0-1の1失点に抑える
ことに成功する。
「なにもしない能無し」と言われたジーコでさえ、守備に関しては細かく約束事を設けていた。
守備だけはどの監督も疎かにしない。守備なくして蹴球にはなりえないからだ。
そして守備の代名詞・象徴といえばイタリア代表=アズーリだろう。
タソッティ、コスタクルタ、バレージ、マルディーニ。
ACミランの4バックをそのまま引っ張ってきたあの当時(92~94)のアズーリは凄まじい
「堅さ」だった。クラブチームでたっぷりと連携がとれている4人を、そのまま代表の守備
に就かせれば、世界で最も安定した守備を飾ることは当然の結果である。実に合理的だ。
そして守備が安定すれば、それなりの成績が残せるのだ。
それが蹴球だ。

今年のK-1 WORLD MAXの世界王者はイタリア人のジョルジオ・ペトロシアンという選手だ。
彼も蹴球のイタリア代表と同様、守備からセオリーを構築した選手である。
彼には守備のセオリーが多数存在している。
胸の筋肉を観ること、肘の動き出しを観ること、蹴りの防ぎ方、その場面、場面に応じた
セオリーを整理整頓して出しやすい引き出しに閉まってあるのだ。
彼は知っているのだ。
格闘技も、守備の戦術さえ出来ればそれなりに戦えるということを。
そして守備を知らなくては格闘技になりえないことを。
ペトロシアンはあの日あの時のアズーリのような堅さだった。
0237実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/31(火) 20:37:30.55ID:kh5GSAiM0
>>236の続き

しかし蹴球はゴールを奪わなければ勝利はない。
ゴールを奪わなければ負けることはなくても(本戦で)勝つことは出来ない。
イタリア代表が時に批判される理由の全てがそれである。
格闘技はどうだろうか?
格闘技はゴール(ダウン・KO)を奪わなくても(本戦で)勝つことが出来る。
ペトロシアンは本戦で一度もゴールを奪うことなく、3度の勝利を重ね、
そして世界王者に輝いた。
ノーゴールで優勝したのだ。

蹴球に置き換えると、例え0-0でも延長戦に行くことはなく、
ボール支配率が高いチームの勝利とする。そんな感じだろう。

全く格闘技は緩いスポーツだ。

https://web.archive.org/web/20121026040027/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/322
0238実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/31(火) 20:41:01.91ID:kh5GSAiM0
【ペトロシアンなんかフランスW杯の日本代表と同じだぜ!】

「蹴球も格闘技も守備のセオリーさえ造ればそれなりに戦える」

昨日は、蹴球においてそれを立証するのがフィリップ・トルシエ時代のスペイン戦であり
終身のテーマだったフラット3であり、また放任主義のジーコでさえ守備だけはこと細かく
約束事を設けてをり、そして代名詞がイタリア代表であると論じた(11/14の記事を参照)。
もう二つほど象徴的で代表的な試合を思い出したので追記しておく。
アトランタ五輪のブラジル戦とフランスW杯のアルゼンチン戦の日本代表である。
当時のブラジル代表は異常な前評判の高さであり、また相応の実力もあった。
圧倒的な攻撃力を封じるため、日本は守備のセオリーを徹底させて試合に臨む。
田中誠をスイーパーに余らせ、鈴木秀人がベベットを松田直樹がサヴィオをマンマーク。
強力な2トップをマンマークさせ、抜かれたら田中がカヴァーするという徹底ぶりを
約束事とさせる。さらに司令塔のジュニーニョ・パウリスタにさえ服部年宏がマンマークで
対応する。結果、計算通り「それなりに」戦えてしまったのだ。
アルゼンチン戦も同様で、スピードのある中西永輔を抜擢し、同じくスピードのあるFW・
クラウディオ・ロペスにマンマークさせる。しかし、アトランタと異なったのは、中盤のオルテガ
を些か見過ごしてしまったことだろう。服部を先発させていれば負けはなかったのではないか。
守備のセオリーさえ造れば蹴球はそれなりに戦えてしまうスポーツなのだ。

昨日も記載したが格闘技も同じである。
現K-1 WORLD MAX世界王者のジョルジオ・ペトロシアンがその象徴である。
守備からセオリーを構築し、攻撃を考える。
実はこれはパンドラの箱だった。
K-1が恐れていたことでもあったのだ。

ボクシングがなぜ12Rも戦ってどちらもダウンがないという試合が多いのか?
ムエタイがなぜあんなにハイペースで試合がこなせるのか?
答えはどちらも確固たる守備のセオリーがあるからである。
K-1には守備のセオリーがない。
0239実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/31(火) 20:41:38.06ID:kh5GSAiM0
>>238の続き

他ジャンルの選手を投入し、ルールも確立されていない。
それは「テレビ放送を舞台に戦うスポーツ」だからである。
守備のセオリーを構築されては困るからだ。
そう、粗こそがK-1を面白くさせる理由であった。
絶対王者といわれたブアカーオ・ポー・プラムックでさえ、ボクシングとムエタイの守備を
応用するだけであり、K-1独自の守備のセオリーとは言い難かった。彼にも粗があった。
だからこそ面白かった。
しかしペトロシアンはK-1のルールブックを机上に広げ、それを隅々まで読み砕いた。
ペトロシアンはK-1というスポーツに守備のセオリーを構築させようとしたのだ。
第二、第三のペトロシアンは産ませようと思えばすぐにでも産ませられるだろう。
要は守備のセオリーさえ、ガイドブックさえ造ってしまえばいいのだから。

しかしその「構築後」の世界がテレビで放送されることはないだろう。

https://web.archive.org/web/20121026113555/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/323
0240実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/31(火) 20:54:35.13ID:kh5GSAiM0
【誇りよりも金な蹴球と、金よりも誇りを選ぶ格闘技と】

日本プロサッカー選手会が、日本代表選手の待遇改善を求め、
親善試合のボイコットも辞さない構えをみせているという。
これに対して小倉純二日本協会会長は
「お金を上げなきゃボイコットするという選手はどうぞ。
好きでやりたいという人だけでいい」と返答したという。

Jドリームという漫画の第100話(単行本は12巻)「代表の意味」という話の中に
こんなエピソードがある。
韓国代表の洪聖甫という選手が、チームメートに代表のユニフォームを投げて渡されて
激怒する。惚けるチームメートを側にいたコーチが諭す。
「聖甫の代表チームに対する愛情はすごいものさ。なんたってブンデスリーガをけった
くらいだからね……」
以前、洪はドイツのプロリーグ・ブンデスリーガのあるチームに留学していた。
留学生ながらも実力が認められ、トップチームへ昇格が内定し、首脳陣からトップチームが
いる遠征先のデンマークへすぐに合流するよう命じられる。
「やったプロだ! これで多くのお金が貰える!」と喜んで身支度をする洪。
しかし、そのとき一本の電話が入る。
それは韓国代表への招集だった。
洪はデンマークからソウルへと行き先を変更する。
「W杯前ならともかく、アジア杯くらいで棒にふる気か!?」
ドイツの仲間はその行動に理解が出来ない。
それに対し洪は震える様な笑顔で答える。
「オレにとって代表は……代表チームは……」
その話を聞かされた韓国代表のチームメートは、それでも理解が出来なかった。
「洪の家は貧乏なのに……」
洪は笑顔で、そして力強く答える。
「金じゃねえんだよ。オレにとって代表チームは「誇り」だ! この国の……最も強いチーム
という誇り……」
この台詞にチームメートは一点の曇りもなく納得した。
0241実況厳禁@名無しの格闘家2017/01/31(火) 20:55:22.80ID:kh5GSAiM0
>>240の続き

しかし、現実はそうはいかない。
誇りじゃ飯を食えない。金がなければ飯を食えない。
「代表としての誇り? そんなものあるわけないでしょ(笑)
金が全て! もっとお金をくれなくちゃ代表のユニフォーム着てやらないぞ?!」
と叫ぶのは当然なのだろう。

多くの格闘技団体は未だに無給状態が当たり前である。
キックボクシングやらボクシングやら「プロスポーツ」を謳う団体が、
チケットを選手自ら売り捌き、捌いた分をファイトマネーに充てているのが実情だ。
死に最も近いスポーツが無給で戦う現実。
それでもナゼ彼らは戦うのだろう?
ナゼ改善を訴えないのだろう?
いつまで彼らはアマチュアでいたいのだろう?
魔裟斗の様な強い心で改善を訴える改革者はいつ現れるのか?

改善を訴えることは悪なのか?
改善を訴えなさすぎることも悪なのか?

私にはまだ分からない。

https://web.archive.org/web/20121026113616/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/365
0242実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/01(水) 21:19:16.17ID:vrHGJxPR0
【日本格闘技界は変態自殺マニュアルの愛読者ばかりだ】

K-1が誕生して18年目。
たった18年である。
18年とは長いのか短いのか?

仮にジョン・L・サリバンとジェームス・J・コーベットが拳を交えた
1892年を「拳闘」設立記念日と定めよう。
18年後の1910年。
1910年といえば、ジェームス・J・ジェフリーズによるジャック・ジョンソンへの
「人種戦争」を開戦・終戦した年である。
あの試合は確かに拳闘の歴史の中でも、一、二位を争うほどのビックマッチであったが、
競技的な視点からみると、とても現代の拳闘と呼べる代物ではない。
18年の年月などそんなものなのだ。

ジョー・ルイスが世界王者に輝いたのが1937年。
拳闘が誕生して45年後の出来事だ。
45年後である。そのルイスにしても、現代拳闘に飛ばせば未熟な技術だ。
マイク・タイソンが王者が就いた刻など、94年後の世界の話だったのだ。
たった18年で競技として確立させようなど甘く笑える話だ。
(ちなみにK-1には下地があった上での1993年の創立という論者は、
拳闘創立1892年以前、創立に至までの膨大な下地を知らない愚者である)。

たった18年でジョルジオ・ペトロシアンなど
愚かな変態自殺行為だ。

https://web.archive.org/web/20140530054417/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/406
0243実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/01(水) 21:47:10.69ID:vrHGJxPR0
【格闘技の競技化(市民権取得)を願うならば、 まず世間を振り向かせろ! 多くの人間を虜にしてみろ!!!】

今、一つの時代が終わろうとしている。
一度冬に入ってしまえば、そこはいつまでも銀色な世界。
雪解けの春など訪れるわけもなく。
だからこそ冬という季節に変える事を必死で防止しなければいけなかったのだ。
だが、冬入りを率先して望む一部の関係者、ファン、そして選手ー。
冬の怖さを知らない小僧達がわんさか騒いで真夏の太陽をどかそうとする。

愚かな連中だ。
本当に愚かだ。

競技の発展のため。
競技の観点から。
競技性を考えた場合。
競技、競技、競技……。

競技?
格闘技の競技化(市民権取得)を願うならば、
まず世間を振り向かせろ!
なぜまずコアの心を掴もうとするのだ?
お前らは格闘技の競技化を願っているのだろう?
蹴球や野球と同じように。
スポーツとして。一つのスポーツとして。
格闘技を、野球と蹴球の間・並列に置かれるような世界を夢みて。
だったら多くの人間を虜にしてみろ!!

コアの心を掴むことならキックボクシングがとっくにやっている。
45年間ずっとやっている。
その結果、キックボクシングは蹴球と野球が並列に飾られている硝子ケースに
収まることは出来ているのか?
クダラナイ分裂・内ゲバ。身内を満足させることで自分達も満足。
0244実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/01(水) 21:48:03.68ID:vrHGJxPR0
>>243の続き

キックの英雄、いや神様、沢村忠。
そんな偉大なる沢村を批判する「愚者」な連中。
「沢村がやっていたのは八百長。キックボクシングではない」
キックボクシングではない? 沢村と野口修が作ったのに?
創設者がニセモノ??
ニセモノはお前らだ。お前ら以外誰がいる。
沢村は必死だった。
初心者を、浮遊層を惹き付けようと。
キックボクシングを本気でメジャーにしようと、
蹴球と野球が並列に飾られている硝子ケースに収めるための下地を作ろうと。

沢村の自己犠牲。
沢村が造り出した下地を、本格的な競技化(市民権・文化)に向けて
“ゆっくりと”動かして行くことが後続達の役目だった。
だが、どうだ。
後続達はなにをした。
今、どうなっている。
コアへコアへ。
己が言い訳まがいに提唱する「競技の拡大……」と真逆の行動ばかりでないか。
あろうことか沢村批判だ。
お前らのようなコア志向がキックボクシングを潰したのだ。

競技?
格闘技の競技化(市民権取得)を願うならば、
まず世間を振り向かせろ!
だったら多くの人間を虜にしてみろ!!

もう遅いが。
なにもかも。
0246実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/01(水) 21:53:05.89ID:vrHGJxPR0
【これが「武力まがいのオレンジ」を設立した理由だ……】

あと二日。
2011年1月31日を持って「武力まがいのオレンジ」は終演する。

本日は「武力まがいのオレンジ」を設立した動機をお話したい。
それは「平和ボケへの警鐘」に尽きる。

設立時、K-1やUFCが開始されて17年が経過していた。
「プロ格闘技が地上波放送されているという事実」
この事実はハッキリ言って異常だ。
昔を知る者、格闘技という特製・素材を良く理解している者にとっては、
この17年がどれだけ狂っていたのかが分かるはずだ。

しかし、17年の年月の中で、異常だと思わない世代が台頭してきた。
当然だ。生まれた時、当たり前のようにテレビ放送をしていたら、
それはその世代にとって異常ではなく正常な環境なのだから。
問題は彼らではない。

問題は、異常だと知っている世代が異常だと思わなくなっていることだ。
苦労を知っている世代、冷静に分析出来る世代が、正常な感覚を失っていること。

「格闘技が地上波放送するのは当たり前」
そんな異常な風潮がすっかり定着していた。
まるで生物の命が永遠であるかのような、死の定を忘れるかのような……。

その感覚はファンだけではなく、選手にまで感染していた。
だからこそ、佐藤嘉洋のような選手が平然と生まれてしまったのだろう。

「いいか! これは異常なんだ!
今起きていることは異常なんだ! それを自覚して行動してくれ!」
0247実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/01(水) 21:53:42.84ID:vrHGJxPR0
>>246の続き

そう叫ぶべく設立したのが「武力まがいのオレンジ」だったのだ。

ーーーーーanother story ーーーーー

ある疲れきった少女がいた。

日々の仕事に勝手に疲れ、私生活でも勝手に疲れ、
日本という平和な国にいる歓びを感じる事が出来ない「ワガママ」な少女だった。
自分より劣悪な環境・運命を背負って生きている人間はいくらでもいる。
それを克服している人間はいくらでもいる。
しかし、
「所詮は他人。基準は自分。他人と比較されても自分の苦しみが消えるわけがない」
と卑屈な笑みを浮かべ、夜毎、色目まがいに街を闊歩した。

歩数分、苦しみが消えるわけがないのに。

「格闘技を観に行きましょう」
そう知り合いに誘われ、暇を持て余した少女は格闘技を観に会場へ足を運んだ。

近隣でアイドルのコンサートが大々的に開催されていた。
悲壮な表情で、まるで緊急手術でどうしても「血が欲しい」と哀願するかのような、
切迫した瞳を浮かべながら「チケットを譲って下さい」というプレートを掲げた女性達。
少女はそんな強さと弱さが同居した同年代の女性達を縫って、会場へ向かった。

か細い男性から筋骨隆々な男性、眠らぬ夜街でよく見かけた黒服な種族、
人種の坩堝、男性の見本市に揉まれながら、少女は狭いエレベーターに乗り込んだ。
エレベーターの中、女性はその人ただ一人だった。

リングがすぐに飛び込んで来た。
なんという大きさ。
0248実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/01(水) 21:54:51.46ID:vrHGJxPR0
>>247の続き

堂々たる姿勢。
四方に括られたロープに「決意なき者は潜るべからず」という覚悟を求められる
伝言を感じてしまう。
どんな神殿よりも神聖な色合いを醸し出していた。
だが、スポットライトの眩しさにすぐに胸が痛んだ。
眩しい世界に吐き気を覚えるためだ。
同時に、自分が産まれたあの刻のような羨望・希望に帰ることが出来ると感じたのだ。

「キャー!」
「凄ーい!」
「つまらない試合」
少女は騒いだ。全てリングで起こった素直な感想が口から溢れただけだった。
肉体的に痛めつけ合う魅力に心を奪われた。
後ろの席から男の声がした。
「女は来るなよ」
「素人が」
「あー、(リングで戦っていた選手名)も可哀想に」
缶が転がって来る。
背もたれが揺れる。
お金を払って素直な感想を口にしてはいけないのか?
感嘆の声をあげず、お地蔵様にように黙って試合を観なくてはいけないのか?
試合中にトイレへ行き、他の客の視界を妨げることはしていない。
試合中に立ち上がることもしていない。身振り手振りを自席からはみ出して行った事もない。
ただ素直な感想を漏らしただけなのに。
少女を誘った知り合いは無視を決め込んで、挙げ句の果てには
「そろそろ帰ろうか」
と口にする。
リング上で人が殴られて倒れた。
その瞬間、後ろの男達は「ウオーッ!!!」
0249実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/01(水) 21:55:45.28ID:vrHGJxPR0
>>248の続き

と雄叫びをあげて何度も飛び跳ねた。

「観る側のレベルを上げろ?」

火が点いた。
格闘技の魅力、そして汚い連中に対する憎しみ。
全てが活力と成り、身体中の細胞を一瞬で潤した。
ベッドに転がり、静かに反芻した。
幼き日の記憶。
父親はその少女の誇りだった。
父親は学生時代、空手で一時代を彩った選手だった。
「蹴りの白羽」の話。
少女は父親から「蹴りの白羽」の伝説をよく聞いていた。
今思うと父親は剛柔流だったのだ。
その父親は晩年、喋る度に唾を滴り落とし、車いすで施設に通い、
昔話だけが楽しみな生活を送った。
そして静かに眠った。

少女はありとあらゆるビデオ、雑誌、書物を取り寄せた。
リアルに歩めなかった日々を、自分が歩んで来たかのようにするために。
格闘技にすっかりヤラレテイタ。
同時に自分の愛した世界がどれだけ狂っているのか実感したのだ。

その後、格闘技はすぐに運命の日を迎えた。
運命の1993。
テレビ中継を通して急速に浸透して行く格闘技。
異常世界の始まりであり、終わりへのカウントダウンでもあった。
異常はいつかは正常になる。
だが、異常が続けばそれもまた基準が正常にもなる。
その月日は20年、30年、いや50年は必要なのではないか。
0250実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/01(水) 21:56:41.39ID:vrHGJxPR0
>>249の続き

たった17年で何をどう定着させようというのだ……。

今は火を消してはいけない。
格闘技、強火にする時期ではない。
今は火を守る時期、絶やさず燃やし続ける時期。
その想いを胸に抱いた2009年12月31日、
橙色のつけまつげを片目に付けたのだ。

そのつけまつげもあと二日で外す。

https://web.archive.org/web/20111117042621/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/412
0251実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/01(水) 22:03:29.84ID:vrHGJxPR0
【「武力まがいのオレンジ」は本日で終演とするが】

本日で「武力まがいのオレンジ」は最終回である。
2009年12月31日の開設以来1年1ヶ月、
一日一コラムを欠かさず掲載してきた。
それも本日で終演とする。

スポーツを執筆する場として、
スポーツナビ+は日本で一番大きな母体だと認識している。
そこには日本中のスポーツ好きがこぞって集う。
だが、その多くは蹴球と野球の二大スポーツに占められている。
観る側も、書く側も。
日々のファンブログページビューランキングを観て欲しい。
1~10位までが蹴球と野球で占領されている光景などザラである。
格闘技のブログ等影も形もない。
その現実が許せず、そして悔しくて仕方がなかった。

だから、私は勝負を挑んだ。
勝負の相手は蹴球であり、野球であった。
タイトルを工夫し、内容を過激にし、公式サイトを立ち上げプロ転向宣言をするなど
常に新しい話題・手法を実践してきた。
1位を獲るために、蹴球や野球を倒すために。
結果、私は9度の1位を獲得した。
「武力まがいのオレンジ」が最も高い位置にいる。
爽快だった。
私のブログ(格闘技)の下に蹴球や野球が連なっているのだから。
これはキレイゴトではなく、私の勝利ではなく「格闘技の勝利」だと思った。
私の目線は常に他のジャンルだった。
格闘技が、蹴球や野球に負けない魅力あるスポーツだと証明するために。
私は戦った。
0252実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/01(水) 22:04:10.02ID:vrHGJxPR0
>>251の続き

だが、そんな想いは身内によって取り壊される。
公式サイトを立ち上げ、メールフォームを設置すると、毎日大量のメールが届くようになった。
批判、脅迫、中傷、悪徳の仕事依頼、なりすまし。
その全てが格闘技ファン・関係者・選手を自称する者からだった。
「俺のブログを観に来い! 相手になってやる!」
「AlexGirlさん、私のブログに変な書き込みしないで下さい。訴えますよ」
「今からお前をぶっ殺しに行ってやるよ」
こんな内容のメールが後を絶たなかった。
(公式サイトでも記載している通り、私、AlexGirlは(ID制である)スポナビ+以外の母体には
一切書き込みをしたことがないし、今後も書き込むことは絶対にない。
また「武力まがいのオレンジ」にリンクさせて頂いているサイト以外は全く興味がなく、
訪問すらする気はない)。
私が戦うべき相手は仲間である格闘技ではない。
他のスポーツだ、他ジャンルだ、世間だ。
それなのに、同じ格闘技が格闘技を潰そうと攻撃してくる。
今、格闘技、そんな時季なのか?

バカバカしくなってしまったのだ。
格闘技のために戦うことが。
敵と戦わず、味方と戦うことがどれだけ無意味なことか。
蹴球や野球から攻撃を加えられるのなら受け止められる。
しかし、身内(格闘技)が悪意を持って本気で叩き潰そうとしてくる行為、
それも犯罪行為を持って仕掛けてくることに、
恐怖というよりは情けない想いで一杯になってしまったのだ。
脳をよぎるのはキックボクシングである。
クダラナイ身内同士の争い、対象を外に向けずに内ゲバを繰り返す情けない競技。
彼らの存在こそが腐敗しきった格闘技界の象徴である。
その薄汚れた体質を強要され、改めて実感したのだ。
ああ、これだ。これだから格闘技は世間に認められないのだと……。
格闘技連中は身内同士の抗争が大好きな種族。
0253実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/01(水) 22:05:04.75ID:vrHGJxPR0
>>242の続き

一生メジャー競技になんかなれやしないだろう。

当ブログを立ち上げてから一環してK-1(格闘技)の危機感を煽って来た。
それが皮肉にも現実になろうとしている。
「にわか」「素人」「ミーハー」と呼ばれるファンを排除しようとする
コアと呼ばれる一部のファン、関係者、そして選手達。
彼らこそが格闘技の癌であり、最も憎むべき存在。
そんな憎むべき存在達は、冬の時代の怖さを身を以て思い知ることだろう。

しかしー
アンディ・フグ、佐竹雅昭、ピーター・アーツ、ボブ・サップ、
魔裟斗、須藤元気、武田幸三、前田宏行、そして長島☆自演乙☆雄一郎……。
世間に響かせようと彼らが肉体を投げ打った瞬間を私達は忘れない。
絶対に忘れない。

もし……
これから訪れる長い冬の時代を己の肉体で退け、
暖かな、そして夜桜光る春を運んでくれる選手が現れるとしたら……
それは、本気で格闘技をメジャーにしようと考え、まずは格闘技はつまらないという
現実を受け止める強さがあり、浮遊層を惹き付けるための工夫をし、
自分が後続のための犠牲になれるという覚悟を持った美しき人間だろう。
沢村忠のような。
魔裟斗のような。
長島☆自演乙☆雄一郎のような。

そんな選手が格闘技に春を運び、そして真夏の盛りをもたらす。
そして本気でメジャースポーツになるための一歩を記す。
0254実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/01(水) 22:05:37.06ID:vrHGJxPR0
>>253の続き

さて、そろそろお別れの時間である。
楽しい1年1ヶ月だった。
皆様、本当に本当にありがとう。

それではお元気で。

https://web.archive.org/web/20111116215028/http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buryokumagai/article/416
0255実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/01(水) 22:09:47.51ID:vrHGJxPR0
以上で記事の紹介を終了する
0256実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/02(木) 20:13:36.51ID:gcBDnleq0
これ書いてたの本当に女なんだろうか
0257実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/06(月) 20:02:40.76ID:jWV2cnCB0
age
0258実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/09(木) 00:37:28.46ID:sSRj4dSK0
相当な理論武装してるようだけど根本が特定ファン層への私怨みたいな叩きに見えて気持ち悪いな
0259実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/09(木) 20:24:16.68ID:j2AbQabU0
>>258
>>246の記事に書いてある過去の経験から、
競技主義に拘って素人を見下すタイプの人を憎むようになったんだろうか
0260実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/13(月) 08:59:22.94ID:jqor/HkM0
アムナット・ルエンロン

2014年5月 2階級制覇の井岡一翔に勝利。IBF世界フライ級王座初防衛に成功。

2016年5月 IBF世界フライ級王座6度目の防衛戦でジョンリル・カシメに敗北。

2016年8月 リオデジャネイロオリンピックのボクシングライト級(60kg)に出場して1回戦を勝ち抜くが2回戦で敗退。

2016年12月 62kg契約の試合でムエタイ復帰

2017年2月 神童・那須川天心(18歳)にパンチで打ち負けたあげく左ボディストレートでKO負け。なお那須川は55kgの選手だがアムナット(60kg)に合わせて、56.5kgの契約体重で試合が行われた。


ボクシングIBFフライ級世界王者陥落からわずか9ヶ月後、オリンピック出場からわずか6ヶ月後に、わずか18歳の那須川天心にパンチでKO負けした現実。
0261実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/13(月) 20:02:52.97ID:MPxG1+Tv0
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0262実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/17(金) 20:02:15.25ID:svggJkrR0
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0263実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/21(火) 20:01:11.96ID:fF4T44Ye0
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0264実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/22(水) 06:25:25.05ID:UJ2uCzo+0
ボクサーは基本馬鹿なんだよね
負けるとわかってるのに他の格闘技に楯突いていつも負ける
雑魚格闘技の自覚が足らない
0265実況厳禁@名無しの格闘家2017/02/25(土) 20:01:06.33ID:pGw/wt+K0
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0266実況厳禁@名無しの格闘家2017/03/01(水) 20:01:21.84ID:DdtgJvIB0
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0267実況厳禁@名無しの格闘家2017/03/05(日) 20:01:23.07ID:qGMpArbr0
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0268実況厳禁@名無しの格闘家2017/03/09(木) 20:02:36.85ID:b3XIJ8oe0
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0269実況厳禁@名無しの格闘家2017/03/13(月) 20:00:55.87ID:VeGkjfH00
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0270実況厳禁@名無しの格闘家2017/03/17(金) 20:03:00.65ID:wd6fay8N0
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0271実況厳禁@名無しの格闘家2017/03/21(火) 20:00:59.76ID:AU8I92xq0
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0272実況厳禁@名無しの格闘家2017/03/25(土) 20:01:29.73ID:a1JD13Th0
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0273実況厳禁@名無しの格闘家2017/03/29(水) 20:09:28.53ID:a3Rw4mEM0
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0274実況厳禁@名無しの格闘家2017/04/02(日) 20:00:29.29ID:l5/hjZ3x0
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0275実況厳禁@名無しの格闘家2017/04/06(木) 20:04:43.57ID:mzldO3QS0
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0276実況厳禁@名無しの格闘家2017/04/10(月) 20:30:40.57ID:LIdKB4IT0
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0277実況厳禁@名無しの格闘家2017/04/14(金) 20:03:19.32ID:X6DAmnp30
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0278実況厳禁@名無しの格闘家2017/04/18(火) 20:00:52.11ID:aM6Ob33/0
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0279実況厳禁@名無しの格闘家2017/04/22(土) 20:02:40.48ID:8Pzjz7v00
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0280実況厳禁@名無しの格闘家2017/04/26(水) 20:00:34.04ID:zD9pB0yy0
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0281実況厳禁@名無しの格闘家2017/04/30(日) 20:03:41.79ID:50LdILAa0
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0282実況厳禁@名無しの格闘家2017/05/04(木) 20:00:05.70ID:ZTrv5R210
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0283実況厳禁@名無しの格闘家2017/05/08(月) 20:08:19.44ID:popepvUO0
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0284実況厳禁@名無しの格闘家2017/05/12(金) 20:00:42.53ID:F/02Ancv0
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0285実況厳禁@名無しの格闘家2017/05/16(火) 20:00:38.16ID:SaCDqsIt0
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0286実況厳禁@名無しの格闘家2017/05/20(土) 20:03:30.89ID:QTdqispx0
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0287実況厳禁@名無しの格闘家2017/05/24(水) 20:01:58.55ID:rSDIOp/C0
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0288実況厳禁@名無しの格闘家2017/05/28(日) 20:02:17.78ID:PHpZHyaq0
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0289実況厳禁@名無しの格闘家2017/06/01(木) 20:01:53.07ID:KiJJpz810
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0290実況厳禁@名無しの格闘家2017/06/05(月) 20:54:23.38ID:Z8jBVY1T0
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0291実況厳禁@名無しの格闘家2017/06/09(金) 20:25:40.77ID:L3hZgh7d0
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0292実況厳禁@名無しの格闘家2017/06/13(火) 20:04:10.58ID:oh9V1Afp0
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0293実況厳禁@名無しの格闘家2017/06/17(土) 20:01:26.25ID:+FIpu7Ta0
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0294実況厳禁@名無しの格闘家2017/06/17(土) 23:36:53.61ID:K+TxqaCR0
これ何が面白いの
0295実況厳禁@名無しの格闘家2017/06/18(日) 20:03:47.86ID:DGXF6Iyr0
>>294
コアなファンを煽る記事とか面白いだろ
0296実況厳禁@名無しの格闘家2017/06/22(木) 20:01:13.27ID:xJMIUebK0
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0297実況厳禁@名無しの格闘家2017/06/22(木) 20:02:08.46ID:qNTAMNud0
>>295
全然面白くない
マニアがマニアにキレてる感じで何も伝わってこない
同族嫌悪かね
0298実況厳禁@名無しの格闘家2017/06/22(木) 20:26:00.73ID:xJMIUebK0
>>297
>>246の記事が本人の過去の経験かもしれない
そこから競技主義に拘わって素人を見下すタイプの人を憎むようになり、
その憎しみに基いて記事を書いたんだろうか

でも、そういう記事ばかりでは無いし、面白いのだってあるだろ
0299実況厳禁@名無しの格闘家2017/06/26(月) 20:01:33.14ID:sUmZfPpV0
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0302実況厳禁@名無しの格闘家2017/06/30(金) 20:01:26.94ID:A/mWBYkS0
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0303実況厳禁@名無しの格闘家2017/07/04(火) 20:02:52.22ID:haMJQQtq0
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0305実況厳禁@名無しの格闘家2017/07/08(土) 20:14:41.81ID:sCFqmdYi0
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0306実況厳禁@名無しの格闘家2017/07/12(水) 20:02:02.52ID:SAzrJiMk0
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0307実況厳禁@名無しの格闘家2017/07/16(日) 20:02:17.55ID:rYEBbyVg0
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0308実況厳禁@名無しの格闘家2017/07/20(木) 20:02:05.14ID:Rl7GwVwn0
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0309実況厳禁@名無しの格闘家2017/07/24(月) 21:02:42.32ID:rik9InMA0
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0310実況厳禁@名無しの格闘家2017/07/28(金) 21:51:44.56ID:XAJNuKbD0
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