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【悲報】マイケル・サンデル「エリートは人種差別は女性差別は嫌うが学歴差別は平気で行う」
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0001名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 16:53:28.90ID:0GJAomWu
容認されている最後の偏見
https://www.hayakawabooks.com/n/n2c36e7aad3a2
イギリス、オランダ、ベルギーで行なわれた一連の調査で、社会心理学者のあるチームがこんな発見をした。
大学教育を受けた回答者は、教育水準の低い人びとに対する偏見が、その他の不利な立場にある集団への偏見よりも大きいというのだ。
この研究者チームは、高学歴のヨーロッパ人が、差別の被害者になりやすいさまざまな人びと──イスラム教徒、西欧に暮らすトルコ系住民、貧しい、太っている、
目が不自由、低学歴といった人びと──にどんな態度をとるかを調べた。すると、教育水準の低い人びとがとりわけ嫌われていることがわかった。

アメリカで行なわれた似たような調査では、研究者たちが不利な立場にある集団の改訂リストを提示した。
このリストには、アフリカ系アメリカ人、労働者階級、貧しい、太っている、低学歴といった人びとが含まれていた。
アメリカ人の回答者もまた、学歴の低い人びとを最下位にした。

つまり、人種差別や性差別が嫌われている(廃絶されないまでも不信を抱かれている)時代にあって、学歴偏重主義は容認されている最後の偏見なのだ。
欧米では、学歴が低い人びとへの蔑視は、その他の恵まれない状況にある集団への偏見と比較して非常に目立つか、少なくとも容易に認められるのである。

この研究論文の執筆者たちは、大学卒のエリートが学歴の低い人びとに向けるさげすみの目を明らかにしただけでなく、
いくつかの興味深い結論を提示している。第一に、高学歴のエリートは学歴の低い人びとよりも道徳的に啓発されており、
したがってより寛容であるというよくある考え方に異論を唱えている。高学歴のエリートも低学歴の人びとに劣らず偏見にとらわれているというのが彼らの結論だ。
「むしろ、偏見の対象が異なっているのだ」。しかも、エリートは自らの偏見を恥と思っていない。彼らは人種差別や性差別を非難するかもしれないが、低学歴者に対する否定的態度については非を認めようとしない。

第二に、こうして恥の感覚が欠如する理由は、能力主義に基づく自己責任の強調にある。
エリートたちは、貧しい人びとや労働者階級に属す人びと以上に、学歴の低い人びとを嫌う。
貧困や所属階級は、少なくともある程度まで、個人の力ではどうにもならない要因によるものだと考えているからだ。
対照的に、学業成績が悪いのは個人の努力不足であり、したがって大学へ行けなかった人の落ち度を示すというわけだ。
「労働者階級とくらべると、学歴の低い人びとはより責任が重く、より非難に値すると見なされる。彼らはより大きな怒りを買い、よりいっそう嫌われるのだ」

第三に、学歴の低い人びとに不利なこうした評価は、エリートだけのものではない。学歴の低い回答者自身が、それを共有しているのだ。
ここからわかるのは、成果に関する能力主義的見解がいかに深く社会生活に浸透しているか、それが、大学へ行けない人びとの自信をどれほど失わせるかということだ。
「学歴の低い人びとが、自身に押しつけられた否定的な属性に反抗しているという形跡は見られない」。
それどころか、彼らはこうした不利な評価を「内面化しているようにすら思える」し、
「学歴の低い人びとは、学歴の低い人びと自身によってさえ、自らの状況に責任があり、非難に値すると見なされている」。

最後に、論文の執筆者たちによれば、能力主義社会において大学へ行く重要性を執拗に強調すれば、
大学の学位を持たない人びとの社会的汚名を強めることになるという。
「教育こそ社会問題を解決する万能策なのだと示唆すれば、社会経済的な地位の低い集団が特に否定的に評価される一方、
能力主義のイデオロギーが強まるリスクが大きくなる恐れがある」。
そうなれば、人びとはさらに躊躇なく不平等を受け入れ、成功は能力の反映だと信じやすくなる。
「教育が個人の責任だと見なされれば、人びとは、教育の違いから生じる社会的不平等への批判を弱める可能性が高い……
教育成果の大部分が受けるに値するものだと考えられるなら、その帰結もまた受けるに値するものなのである」
0003名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 16:54:33.10ID:0GJAomWu
学歴による分断

2016年、大学の学位を持たない白人の三分の二がドナルド・トランプに投票した。
ヒラリー・クリントンは、学士号より上の学位を持つ有権者の70%超から票を得た。
選挙研究によれば、所得ではなく教育が、トランプへの支持を予測するのに最も役立つことがわかった。
所得が同じくらいの有権者でも、教育レベルの高い者ほどクリントンに、低い者ほどトランプに投票したのである。

学歴による分断は、前回の大統領選挙からの最も重要な投票の変動を説明するものだった。
大卒者の割合が最も高い50郡のうち48郡で、ヒラリー・クリントンは実のところ4年前のバラク・オバマをしのぐ結果を出していた。
大卒者の割合が最も低い50郡のうち47郡で、クリントンはオバマよりかなり成績が悪かった。
トランプが初期の予備選挙における勝利の一つを祝って「私は学歴の低い人たちが大好きだ!」と言い放ったのも不思議ではない。

一方で、立候補してから大統領在任中を通じて、トランプは自分の知的経歴をたびたび自慢した。
大統領の言葉遣いに関するある研究によると、トランプは小学四年生の語彙レベルで話しているという。
これは、過去一世紀の大統領のなかでは最低だ。トランプ政権の国務長官は彼を「能なし」呼ばわりし、
国防長官は世界情勢に関するトランプの理解を小学五年生か六年生並だと語ったとされている。
自分の知性をさげすむこうした論評に気分を害したトランプは、苦心しながらも、
自分は「頭のいい人間」であり、実のところ「沈着冷静な天才」であると主張した。
2016年の大統領選挙期間中、助言を求めている外交政策専門家の名前をたずねられ、トランプはこう答えた。
「私が相談しているのは自分自身だ。私はとても頭がよく、多くのことを語ってきたのだから……私の第一の相談相手は自分自身なのだ」。
トランプは、自分はIQが高いが、自分を批判する者たちは低いと繰り返し言い張った。
彼は特にアフリカ系アメリカ人に向かってこうした侮辱を投げつけた。

IQの遺伝学がすっかり気に入ったトランプは、自分の叔父はマサチューセッツ工科大学教授(「天才的な学者」)を務めたが、
これは自分、つまりトランプが「優れた遺伝子、きわめて優れた遺伝子」を持っている証拠だとたびたび口にした。
最初の閣僚を任命するやいなや、トランプは「われわれは、かつて組織されたあらゆる内閣の中でもずば抜けてIQが高い」と公言した。
大統領に就任した翌日、CIA職員に向けた風変わりな演説で、トランプは自分の知性に対する疑念とおぼしきものを払拭すべく、こう語った。
「私を信じてほしい。私は、そう、頭のいい人間なのだ」と。
0004名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 16:55:52.80ID:0GJAomWu
トランプは、聴衆に自分の学歴を思い出させる必要があると感じることがよくあった。
彼はフォーダム大学で二年を過ごしたあとペンシルヴェニア大学へ移り、そこでウォートン・スクールの学部課程の授業を受けた。
トランプは「入学の最も難しい世界最高の大学……超天才の集団」に通ったのだと自慢した。
2016年の選挙運動中、トランプはこんな不満を述べている。彼が絶えず自分の知的経歴を語り、擁護しなければならないのは、保守主義者に対するメディアの偏見のせいなのだと。
絶えず自分の知的経歴を語り、擁護しなければならないのは、保守主義者対するメディアの偏見のせいなのだと。
0005名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 16:56:53.61ID:0GJAomWu
私がリベラルな民主党員として立候補すれば、メディアは私を世界中のどこであれ最も賢い人物の一人だと言うだろう。
まさにその通り! ところが、保守的な共和党員だと、メディアは──何と、厳しく批判しようとする。
だから、私はいつも「ウォートン・スクールへ通った、優秀な学生だった、あそこへ行った、これをした、富を築いた」などと言って話を始める。
そう、私はいつでも自分のいわば経歴を示さなければならない。われわれは少しばかり不利な立場に置かれているからだ。
トランプ自身が不満や不安に駆り立てられていたとはいえ、自分は「頭のいい人間」だという度重なる主張は、批判者にとってはどれほど物悲しく滑稽に響こうとも、
一つの政治的資産となった。トランプの選挙集会に参加した不満を抱えた労働者階級の共感を呼んだのだ。
0006名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 16:58:01.85ID:0GJAomWu
彼らはトランプ同様、エリートたちの能力主義的おごりに怒っていた。
トランプの異議申し立てによって浮き彫りになったのは、能力主義社会が押し付ける屈辱だった。
トランプはエリートをののしる一方で、エリートからの敬意を切望してもいた。
2017年の選挙運動形式の集会で、トランプはエリートを激しく非難したあとで、自分自身がエリートなのだと主張した。

「さて、ご存じの通り、私は成績優秀な学生だった。私は常々エリートについて耳にしている。
そう、エリート──彼らはエリートなのだろうか? 私は彼らよりよい学校に通った。彼らより優秀な学生だった。
彼らより大きく、立派な部屋に住んでいる。ホワイトハウスでも暮らしているが、それは本当にすごいことだ。私は思うのだが──おわかりかな? 
われわれこそエリートだと思う。彼らはエリートではない」
0007名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 16:59:02.52ID:0GJAomWu
バイデンも誇張

能力主義的な経歴に関する問いかけに直面して、守勢に回った政治家はトランプだけではなかった。
ジョー・バイデンは1987年の最初の大統領選挙戦で、ある有権者からどこのロースクールに通い、成績はどうだったかを答えるようしつこく迫られ、気色ばんでこう言い返した。

「私のIQは、おそらくあなたよりずっと高いと思いますよ。私は全額給付の奨学金を得てロースクールに進みました。
全額給付の奨学金を受けたのはクラスで一人だけでした……さらに実際、クラスの上位半分に入る成績をとりました。
学年末には政治学部できわめて優秀な学生でした。学部から3つの学位を受け、123単位があればよいところを165単位を得て卒業しました。
あなたと私のIQをじっくり比較させてもらえれば大変うれしく思います」
ファクトチェックによれば、バイデンの返答は誇張に満ちたものだった。
彼は経済的必要性から一部給付の奨学金を受け、クラスで最下位近くの成績で卒業し、三つではなく一つの学士号を取得した(専攻は二科目だったが)などなど。
だが、驚かされるのは、政治家たちが学歴を粉飾していることではなく、そうする必要があると思っていることだ。
0008名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 17:04:11.69ID:y1nS3cq8
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◆中央法の言葉




82名無しなのに合格2019/02/25(月) 13:01:37.94ID:D1/b1yaD
>>55
早稲田慶應上智がそれを言うならまだしも、お前みたいな大東亜のゴミ、
社会の底辺が言う資格はない。
現実を見ろ、お前は社会の中でも最底辺の層にいる、ドブネズミなんだよ。
さっさと死ねゴミが


90名無しなのに合格2019/02/25(月) 13:23:42.22ID:D1/b1yaD
>>88
お前死ね。低学歴カスが。
てめえの様なゴミニート社会の底辺は一生高学歴の踏み台になるしかない
醜い人生しか歩めないんだよ。その腐った遺伝子残すなよ。悪影響だから


111名無しなのに合格2019/02/25(月) 14:09:46.83ID:D1/b1yaD
大東亜帝国のコンプって怖いな。ここまでくると精神病を疑う。
事実を突きつけられたら、発狂でブチ切れからの「傑作」とか言う。
効いてませんよアピールが痛い。ゴキブリ野郎ってまさにお前じゃん。
大東亜帝国のゴミが。中央に勝てると思ってんのかカス。
さっさと自殺しろ。今すぐ死ねゴミ。社会を舐めんな底辺


125名無しなのに合格2019/02/25(月) 14:37:45.98ID:D1/b1yaD
>>122
しつけえよ底辺
大東亜帝国は大東亜帝国らしく底辺にへばりついて生きろゴミ



 








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0009名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 17:25:17.40ID:pYT/OfQI
差別じゃなくて区別な
低学歴はサルにしか見えないから
0010名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 17:51:38.08ID:gw3gG4jR
学歴は努力要素が多分に入るから人種差別や女性差別とは全然違ったものだぞ。特に日本みたいな公平なペーパーテストやってるところは。
親の経済力とか言ってる奴最近多いけど、そうじゃないやつもたくさんいてそういうやつの努力を踏みにじるようなことを言うのはいかがなものかと思う。
0012名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 18:10:45.85ID:0GJAomWu
能力主義的な経歴に問題がない人びとでさえ、ときとして、保身のためにそうした経歴を独善的に持ち出すことがある。
2018年の上院によるブレット・カヴァノーの指名承認公聴会について考えてみよう。カヴァノーはトランプによって最高裁判事に指名された(そして最終的には承認された)人物だ。
資格審査も終盤にさしかかったところで、カヴァノーの承認に疑義が生じた。ある女性が、高校時代のパーティーでカヴァノーから性的暴行を受けたと告発したためだ。

酔った上での性的暴行の嫌疑について上院議員たちが問いただすと、カヴァノーは告発を否認しただけでなく、奇妙なまでに的外れな能力主義的弁明をした。
高校時代にどれほど懸命に勉強したか、いかにしてイェール大学に、さらにイェール大学ロースクールに合格したかをとうとうと述べたのだ。
0013名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 18:11:15.38ID:0GJAomWu
高校の年報に飲酒と性的所業の件がはっきり書かれていると問われると、カヴァノーは答えた。
「私はがむしゃらに勉強し、クラスでトップの成績を収めました。バスケットの代表チームではキャプテンを務めました。イェール大学に合格しました。イェール大学に入ると、イェール大学ロースクールに進みました……
わが国でナンバーワンのロースクールです。大学院にコネがあったわけではありません。大学で必死に勉強して合格したのです」

カヴァノーの能力主義的な経歴には何の疑義もなかった。彼が18歳のときに、パーティーで酒に酔って若い女性に性的暴行を加えたかどうかという問いと、
彼の学業成績にどんな関係があるのかを理解するのは難しい。ところが、2018年には、物事の判断基準として学歴偏重主義が大きな力を持っていたため、
それが信頼を得るための一種の万能のレトリックとして機能し、キャンパスの門のはるか彼方で繰り広げられた道徳的・政治的闘争で出番を与えられたのだ。
0014名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 18:12:26.90ID:0GJAomWu
学歴が武器となる現象は、能力や功績がいかにして一種の専制となりうるかを示すものだ。こうした現象が生じてきたプロセスは、再現してみる価値がある。
グローバリゼーションの時代に、巨大な不平等と賃金の停滞が労働者を襲った。アメリカでは、上位10%の富裕層が利益の大半を懐に入れ、下位半分の人びとはほぼ何も手にしなかった。
1990年代から2000年代にかけて、リベラルで進歩的な政党は経済の構造改革を模索し、こうした不平等に直接には取り組まなかった。
その代わりに、彼らは市場主導のグローバリゼーションを受け入れ、それがもたらす恩恵の偏りに対処するため、機会の平等の徹底を図った。

これが、出世のレトリックのポイントだった。達成への障壁を取り除くことができれば、誰もが成功を収める平等な機会を手にするはずだ。
人種、階級、性別にかかわらず、自分の才能と努力が許すかぎり出世できるのである。さらに、機会が本当に平等なら、頂点に登り詰めた人びとは、
成功とそれがもたらす報酬に値すると言っていいだろう。これが能力主義の約束だった。
それは、より大きな平等の約束ではなく、より大きくより公正な社会的流動性の約束だった。
収入のはしごの間隔がますます開きつつあることは容認し、はしごを上る競争をより公正にしようとするものにすぎなかったのだ。

*マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』より一部編集のうえ抜粋
0015名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 18:16:54.40ID:0GJAomWu
サンデル教授が語る「大卒による無意識の差別」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5923b216a0badb42508eb8412a4442a0fd2b556
「努力と才能で、人は誰でも成功できる」。ほとんどの人はこう聞いて、何の疑問も持たないだろう。
実際、私たちの多くは「成功する人は努力をしている」という価値観の中で生きてきた。
競争環境が平等であれば、成功するか否かは個々の努力や才能にゆだねられる、と。
しかし、NHK『ハーバード白熱教室』などで知られる、哲学者のマイケル・サンデル教授から見ると、この能力至上主義の考えの裏には、
「成功をしていない、社会的に認められない人は、努力してこなかった責任を負っている」ということになる。
そしてこれは、真面目に働いていても、グローバル化やデジタル化の影響を受けている人が、「努力をしなかったから」と尊厳を奪われ、エリートから見下されていると感じる状態を作ってしまった。
サンデル教授はこれがアメリカなどで見られるエリートと労働者の分断の本質だと説く。
0016名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 18:19:09.73ID:0GJAomWu
 この本では、リベラルの多くが意図せず、大学卒業資格を持っていない労働者を辱め、モチベーションを奪うことによって、彼らの恨みを買うことに加担しているということについて詳しく書いています。
これが、民主党が目覚めるきっかけになると同時に、エリートに対して怒りや恨みを持っている労働者が働くうえで何を大切にしているかということを、リベラルが理解するきっかけになればと思っています。

 ――読んだ後、リベラルを標榜する知人何人かにこの話をしましたが、彼らはリベラルが意図せず労働者を見下している可能性がある、という事実を受け入れようとしませんでした。
まさか自分が「差別している側」とは受け入れがたいのでしょうか。

 教育水準の高い、成功している人たちは能力主義のメリットを享受しているので、能力主義を否定することは難しいのです。
実際、能力主義は非常に魅力的な原理です。競争環境が平等でありさえすれば、頑張って勉強して能力を発揮し、いい大学に行って成功するということは、
「自分のおかげ」であり、自分はその成功に付随する報酬に「値する」という概念は成功者には心地いい。

 同時にこれは、社会における資本の分配においても「公平」なように見えます。誰もが平等にレースに参加する資格があり、
同じスタート地点に立ち、同じ訓練を受け、同じランニングシューズで走ったとしたら、レースに勝った人がもっとも多い報酬を得る、ということなのですから。

 成功した人が報酬を得る、という在り方は、平等な社会、公平な経済を体現しているように思えるので、リベラル側はこの概念に対する否定的な意見を受け入れられないのでしょう。
0017名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 18:20:36.43ID:0GJAomWu
■レースは本当に「平等」なのか

 しかし、私はこういう疑問を呈します。レース自体は平等にように見えますが、中には生まれつき運動神経がいい人や、人より足が速い人がいます。
はたしてそれが自分の努力のみによるものなのか、と。同じスタート地点に立って、同じ努力をしたとしても成功できない人もいる。
つまり、成功とはその人の努力だけではなく、才能や生まれ持ったもののおかげでもあるのです。

 となると、能力主義の問題は何なのか。それは、成功者における謙虚さの欠如、つまり、人生における幸運や、親や教師、コミュニティ、国といった成功を可能にしてくれた人やものがあるということに対する理解の欠如です。
大学に行かなかった、あるいは、学位をもっていない人は、社会における「いい仕事」、そしてそれに伴う高額な報酬も大卒者に取られてしまう。
もし、社会で成功している大卒者が自分の今の成功はすべて自分の努力によるものだと考え、謙虚さをなくしていたとしたら、知らないうちに自分より成功していない人を見下している可能性があるのです。

――能力主義を強調しすぎることの怖さは、自分も影響を受ける対象になることだと感じました。グローバル化やデジタル化に乗り遅れてふるい落とされないためには、
つねに労働市場の需要に合わせて自分をアップデートしたり、スキルアップをしなければならず、これはしんどいです。
能力主義には2つの負の側面があります。1つは、大学に行かなかった人、成功しなかった人が「それは自分が努力しなかったせいだ」と自分を責め、苦悩することです。
この結果は自分が招いたものだ、と。もう1つは、“勝者”にとっても大変な世界だということです。
そもそも能力主義の問題は、社会の中に「勝者」と「敗者」を作ってしまうことです。
そして、この数十年の間に、勝者と敗者の分断はどんどん広がっており、これがアメリカやヨーロッパにおける政治の二極化を招いたと考えています。
勝者と敗者に分かれた世界では競争が激化し、成功することへの圧力は非常に大きいものとなる。顕著な例は大学入試です。
アメリカでも日本でも、若者にとってどの大学に入るかはとてつもないプレッシャーになっており、これは必ずしも健全なプレッシャーではありません。成功しなければいけない、という強迫観念はトラウマにさえなります。
0018名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 18:43:22.45ID:GCnXeBrF
かといって
東大卒とFラン大卒を平等に扱うとか無理すぎん?
0021名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 18:51:27.89ID:jPT9UbEl
アダム・スウィフトの『政治哲学への招待』で、機会の平等のページで学歴のこと言及してたな
いわゆる左翼と呼ばれる機会の平等を唱える人たちが、子供をエリート私立にいれてるのはおかしいって
0023名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 19:00:02.89ID:omIL0jA2
>>いわゆる左翼と呼ばれる機会の平等を唱える人たちが、子供をエリート私立にいれてるのはおかしいって


全然おかしくないんだが
0024名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 19:01:38.62ID:ScPK0qHk
実際ワタクはゴミやろwww
0026名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 19:13:17.62ID:jPT9UbEl
>>23
スウィフト自身は私立学校廃止まで唱えているからな
「位置財」はスウィフトの概念

『すると、次の問題は、位置財としての教育の公正な分配とは何か、ということになる。
例えばスウィフトは、教育財の分配の公正性という点から、優先主義的レベル下げの一種として、英国における私立学校の原則禁止を提案している。これは現代英国の文脈においては、一
定程度妥当するであろう。英国の場合、私立学校と公立学校に通う生徒数の割合は7:93だが、大学入学者のう
ち私立学校出身者と公立学校出身者の割合は20:80、オックスブリッジに限ればその割合は50:50に跳ね上がる
(Swift 2003:21-2)。これは、英国で歴史的に、私立/公立の区別が階級構造と密接に結びついていたことに起
因する。』

まあ、これは英国のはなしだから、引用した著者は日本で同様になるわけではないと言うが

『ただし、こうした議論からただちに、日本においても同様に、私立学校の学校選択を禁止すべきということにはならないであろう。なぜなら、日本では私立学校と公立学校の間の差は、英国より大きくないからである。経済学者の橘木俊詔が指摘するとおり、わが国では、小学校・中学校までは私立学校の平均学力が公立学校の平均学力を上回るが、高等学校ではこの傾向が逆転する(橘木 2010:106-8)。この点で、よい学歴を得、最終的によい職業・収入を得るための選別のプロセスにおいて、私立学校と公立学校の間の差がそれほど決定的というわけではない。』

https://www.google.com/url?sa=t&;source=web&rct=j&url=https://ir.lib.shimane-u.ac.jp/files/public/0/7600/20170425013656406755/b0130045010.pdf&;ved=2ahUKEwjzubHCiIrwAhUZfnAKHc4zARUQFjADegQIBhAC&usg=AOvVaw3SgylGxjX361ZdftbZiiaB&cshid=1618827003660
0028名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 19:22:10.81ID:UYo4I6xr
エリートは学歴は自身の努力によって獲得されるものだという自負を持っていて、人種や性のような生得的なものとは違うと思ってるからな
実際には親の経済力とか生得的な環境要因がかなり影響するものではあるんだが
0029名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 20:02:43.24ID:aaCZxHfd
能力主義は正の外部効果があるが
身分制は負の外部効果がある

功利主義的にはこれで論破可能でしょ

例えば誰でも同じ社会的地位や報酬であれば誰でも怠けてしまい社会は崩壊する。
我々はより重要な成果を出す人に高い報酬を払うことで社会を維持している。
0031名無しなのに合格垢版2021/04/19(月) 21:58:13.45ID:9M8hRujO
そもそもアングロサクソンと日本人は教育は私有物と考える傾向がありヨーロッパ大陸人は教育は国の財産と考える傾向がある

ヨーロッパ大陸では大抵大学の学費は激安だが反対の声は聞かない
0032名無しなのに合格垢版2021/04/20(火) 15:04:55.59ID:G6xxt1om
高学歴にリアルで学歴差別してる奴なんていないぞ
低学歴のバカを見ると「(まあ、そうだよね…笑)」ってなるだけ
でもこれはそいつが馬鹿なのが悪いのであって学歴差別ではないし
0033名無しなのに合格垢版2021/04/20(火) 17:03:11.81ID:3pR467ku
>>32
「ネトウヨは勉強しないから馬鹿なんだぞ」

サンデルによればこれが差別になるらしい
0034名無しなのに合格垢版2021/04/20(火) 20:11:17.67ID:ElQeVTsy
>>33
バカサヨ涙拭けよw
0035名無しなのに合格垢版2021/04/23(金) 01:28:08.16ID:whBLpFBr
努力しなかったことに言い訳になる便利のいい主張だよな
0036名無しなのに合格垢版2021/04/23(金) 03:08:54.64ID:Pu6EIUZI
まあ当たり前だろ
答えのある問題すら解けないやつは社会で大成できない
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