日本語は、驚嘆に音が少ない。
なので幼少期、遅くて10歳くらいまでの間に日本語環境のみで過ごしていると、それ以外の音は、雑音処理されるようになる。
いいかえると、多くの日本人は、雑音処理されてしまう音、つまり聞き取れない音が極端に多い。
だから日本人の多くは、リスニングが苦手。
聞こえないから、コミュニケーション下手。
さらに日本語は文字数は英語より倍以上の数があるものの、母音は5つしかない。
英語は母音が30近くある。
日本語だけしか喋っていないと舌の筋力が弱くなる傾向にある。
だから、さらにコミュニケーション下手。

成長してからでも留学など四六時中の英語環境に身をおけば、そこそこ聞くこともでき、流暢に喋れるようになるが、高校生でその経験ができる人は少ない。

さらに文法の問題もあって、日本語は、英語と順番が違う。
日本語や韓国語の文法の順番は、世界で少数派。
文法にも慣れないといけない

といった具合に、日本人が使える英語を身につけるのは、なかなかハードルが高い。
4技能試験の導入は教育の現場を変えるためという意味もあるので、お金をかけて教育してもらえる子供でなくても、どんな家に生まれた子供でも、将来的に困らず、できれば将来に役立つ英語が身につくことができるように。
という意味があるような気がするけど。