横浜国立大は5日、2019年度から法科大学院の学生募集を停止すると発表した。文部科学省によると、法科大学院は最大74校あったが、横国大を含め募集停止は36校となった。首都圏の国立大で法科大学院の募集停止は初めて。

 横国大の法科大学院は04年4月に設置し、初年度の志願者は970人だった。しかし、13年度以降は定員を満たせず、18年度の志願者数は33人で今後も改善が見込めないと判断した。在籍する38人が教育課程を修了するまで存続し、その後も支援体制を当面維持する。

 長谷部勇一学長は記者会見で「地元弁護士会と密接に連携する地域連携型法科大学院として実践的な教育を実施してきたが、苦渋の決断をした」と述べた。

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