◆簡単な設備管理のできる方募集の病院求人へ応募した@ なんと賞与5か月分!

面接「ちゃんと電球交換くらいできるんだろうね。何もできない人が嘘ついて来るからね」
俺 「電球交換ならできます!」

◆現場へ
看護師A「このコンセント、電子レンジとケトルとドライヤー使うと停電起きるから、起きないようにして」
看護師B「明日までによろしく」
俺「ああ、それはブレーカーが落ちちゃうので、同時に使わないでくださいね」
看護師A「うわっ! またヤベー奴が来たよ」
看護師B「つかえねー」
俺「え?」
看護師A「ずっと前にいた設備管理の人はちゃんとやってくれたのに」
看護師B「そっちの部屋見ろよオラッ」

見ると2口のコンセント差込口が真横に3箇所並んでいた

看護師A「見てよ。前にいた人は電子レンジ用、ケトル用、ドライヤー用って壁に作ってくれたよ」
看護師B「バカにはここまで見せないといけないのか」
俺「ちょっと待ってください。コンセントを増やしても同時に使ったらブレーカー落ちると思いますよ」
看護師A「はぁ? ほら、電子レンジ、ケトル、ドライヤー同時に使えるでしょ」
看護師B「設備管理お前バカなんじゃないか?」

見ると確かに使えていた
・・・おかしい。何Aまで使えるんだ? この電気系統は・・・
やがて俺は、壁に設置された後付けの点検口みたいなものを見つけ、恐る恐る開けてみた
すると3つのコンセントの裏側が覗け、3つのコンセントから3本のケーブルが遠くの方角へ向かっていた
そして吐血したような謎の赤い痕跡があった
壁→天井→防火扉→シャッターと難所を次々と超える3本のケーブルをたどっていく
やがてたどり着いた分電盤を開けると、ブレーカーが3つ後付けされており、そこへ3本のケーブルがきちんと結線されていた
良く見ると主幹ブレーカーが大型化されており、いや待て、配電盤自体が交換されて大型化しているようにも見えた
つまり何はともあれ結論として3か所ブレーカーを増設し、そこからきっちり別々の系統のコンセントを3つ同じ場所に作ったのである