森永卓郎が予想〜「年収300万円時代」を予言して15年、今後は年収いくらになる?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181118-00010029-nshaberu-bus_all
「年収300万円なんて時代が来るわけないだろう。お前がやっているのは貧困ビジネスだ」と非難もされました。
それが15年前。いま、国税庁が出している民間事業の実態というものがあり、おそらくいちばん正しい給与統計です。
ここで最も人数が多いのが年収300万円〜400万円のところなのです。その次に多いのが年収200〜300万円。
つまり、ぴったりいま年収300万円の人が日本でいちばん多いのです。

15年前、この本を書いたときの平均年収は、サラリーマンの実感としては500万円くらいでそれが常識でした。
昔は中流なんて言葉があって、みんな中くらいかなという感じだった。
なぜ、いま年収300万円時代になったのかと言うと、小泉内閣のときに製造業の派遣労働が規制緩和で解禁されました。
いま、非正社員の平均年収は170万円くらいです。
平成30年間の前半は、ふつうの正社員からどんどん非正社員に落ちて行った。
1990年の非正社員の比率は2割でしたが、いまはほぼ4割です。倍増したのです。半分近くが非正社員になってしまった。