日銀福岡支店が18日発表した5月の九州・沖縄の金融経済概況は、景気全体の基調判断を「地域や業種によってばらつきがみられるものの、緩やかに拡大している」とし、
前回の「緩やかに回復している」から引き上げた。上方修正は8カ月ぶり。
日銀福岡支店が「拡大」の表現を盛り込んだのは、バブル期末の1990年10月以来となった。

 秋山修支店長は「九州・沖縄の経済は需要が供給を上回るところまできたという判断だ」と説明した


日銀の昨年秋の再緩和で再び膨らむ投資マネー。不動産市場はさらに過熱するが、東京から溢れたマネーが向かっているとされるのが福岡市。人口増が続き、景気も好調に推移している。内外から緩和マネーが流れ込む福岡の不動産市場は東京を超える過熱ぶりを見せている。