慶應義塾高校の甲子園での応援をテレビ中継で見ての感想。
2015年7月に行われた高校野球西東京大会決勝を思い出しました。
神宮球場で行われた早稲田実業と東海大菅生の試合です。
この年は早稲田実業に注目1年生スラッガーがいたのですが
早稲田実業は8回まで東海大菅生に0−5で負けていて敗色濃厚でした。

0−5で迎えた8回、打者14人8得点の猛攻で逆転。
連打で得点が入るたびに早稲田実業の応援団が歌う「紺碧の空」が神宮球場のスタンドを支配し
東京都の高校野球歴代最多という2万8000人の大観衆が東海大菅生ナインの敵のような状態になってしまいました。
とうとう、1点差まで追いつめられると、スタンドの異様な雰囲気に圧されて東海大菅生の投手はストライクが入らなくなり、ファーボールを連発し押し出しで逆転。
東海大菅生の投手がファーボールを怖がり、ボールのストライクゾーンの真ん中に集めると、今度は早稲田実業の中軸に長打攻勢を喰らい、この回に8点の猛攻で逆転され早稲田実業が甲子園出場を決めました。

この試合、東海大菅生を応援していたのですが早稲田実業の応援の凄まじさを知ることになりました。

早慶の高校の応援は大学野球の応援のように打者が凡退しても曲が止まりません。
だから勢いが続くような気がします。
そして得点時に歌われる応援歌。
関係者なら誰でも歌えるためか、早慶は高校でも応援歌の歌詞が反対側のスタンドでもハッキリと聞こえてきます。
悔しいけど応援スタイルとしては洗練されています。
正直な感想を言うと羨ましいです。

他の高校の応援も打者に応援曲を割り当てるスタイルより、大学野球のように打者が凡退しても曲が止まらない方が勢いがつくような気がしますね。