解体民家の廃材を山中に不法投棄か 容疑で姫路の解体業者を捜索
2023/02/21 11:45



解体業者から資料を押収する兵庫県警の捜査員=21日午前、姫路市四郷町
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 兵庫県姫路市の山中に家屋の廃材を不法に投棄した疑いがあるとして、兵庫県警が同市の解体業者を廃棄物処理法違反の疑いで調べていることが21日、捜査関係者への取材で分かった。県警暴力団対策課などは同日、同市四郷町にある事務所を捜索。同社は播磨地域を中心に家屋の解体を請け負っており、県警は押収した資料や関係者への聴取をもとに、投棄の実態を調べるとみられる。
 捜査関係者によると、同社は昨年12月中旬ごろ、同市飾東町の山中に解体した家屋の廃材を不法投棄した疑いが持たれている。

 捜索には県警から情報提供を受けた市の職員も立ち会い、事務所敷地に積み上げられたがれきや木くずなどの廃材を確認していた。

 また県の公表資料によると、投棄現場とみられる同市飾東町の山中では、約1万4千平方メートルの太陽光発電施設の設置も計画されている。市産業廃棄物対策課は取材に「過去にも情報を得てパトロールを実施したが廃棄物を現認できなかった。(捜索を受けて)今後は警察と連携して事実確認を進めていく」としている。

元テラの知り合いか。