2021秋の九州王者は? 秋九出場16校を徹底分析

第149回九州地区高校野球大会(29日抽選)が来月6日から開幕。

選抜甲子園の切符、そして日本一への挑戦権を賭けた戦いがいよいよ始まる。

今秋の九州の頂点に立つチームはどこか。

県大会をググった記者が16校の戦力を分析した。


■頂点狙う 明豊 九国大付 大島

記者B 優勝候補は?

記者C 明豊(大分1位)は3年連続で選抜出場中。秋九出場は8年連続になる。経験値という面ではどこよりも有利だね。

記者A 1年生エースの森山は最速143キロで完投能力もある。打者としても注目選手だ。

     森山以外にも5人の投手が県大会で登板し、新チームも継投で勝つスタイルを確立しつつある。

記者D 打者の方はどう?

記者A 軟式U15の3番坂本、夏から主軸の4番宮崎、昨秋のレギュラーの5番嶽下、選抜で小園から決勝タイムリーの竹下、注目選手を挙げればキリがない。

記者E 九国大付(福岡1位)も投打で良い選手が揃っていると聞く。

記者A エース左腕の香西は球速は130キロ前後だが、四死球が少なく、相手に付け入るスキを与えないピッチングをする。
    
     キャッチャーの野田も決勝では投手として最速145キロを計測し、福岡第一打線を4安打1失点に封じて完投した。

     打線では春九準Vに貢献した中上、野田、黒田、尾崎に加えて1年生4番の佐倉(183センチ、106キロ)が台頭して厚みが増した。

記者B 1年生とは思えない体格の選手だね。花巻東の怪物1年生・佐々木麟太郎(183センチ、117キロ)と比較される存在になりそうだ。

記者D 怪物と言えば、大島(鹿児島1位)のエース大野がそう呼ばれるにふさわしい成績で九州大会に乗り込んできた。

記者C 最速146キロ左腕。さらに県大会全6試合で完投し、準決勝の樟南戦、決勝の鹿児島城西戦ではタイブレークの死闘を投げ抜くタフネス。

     球数も多く、故障が心配だけど、今秋の九州沖縄で最注目のピッチャーなのは間違いないね。

記者E チームとしても6試合のうち3試合が延長、4試合がサヨナラ勝ちという驚異の粘り強さが特長。修羅場をくぐってきた選手たちは強いだろう。

記者D 地元鹿児島開催なのも離島の大島にとっては大きいだろうね。

記者A 今年はこの3校が軸になりそうかな。