新型肺炎 中富良野10歳未満感染 国内初確認、10代の兄 千歳の検疫官も

道は21日、道内で新たに3人の新型コロナウイルスへの感染者を確認したと発表した。2人は上川管内中富良野町在住で、中富良野小に通う10歳未満と10代の日本人男児の兄弟。
発熱の症状が出ているが、ともに回復傾向にあるという。10歳未満の感染者が確認されたのは国内初で、未成年者の感染確認は道内初。
もう1人は千歳市在住の40代の日本人女性で、小樽検疫所千歳空港検疫所支所で働く検疫官。道内での感染確認は計8人となった。

道によると、10歳未満の男児は15日に発熱して上川管内の医療機関で受診し、19日に別の医療機関の感染症病棟に入院した。
15日から学校は休んでいる。10代の男児は18日に発熱して学校から早退し、19日に上川管内の医療機関の感染症病棟に入院した。
中富良野町教育委員会などは21日午後から中富良野小を学校閉鎖し、児童を帰宅させる。同小の児童数は昨年11月時点で208人。

検疫官の女性は16日に発熱し、18日に医療機関で受診。21日に道立衛生研究所の検体検査で感染が確認された。

3人とも直近の海外渡航歴はなく、道は行動歴や濃厚接触者を調べている。

02/21 14:15 北海道新聞