常磐大―水戸商
 今春の県大会準々決勝でも対戦し、そのときは水戸商が7―5で勝利している。今回も打ち合う展開になりそうだ。

 常磐大はここまで4チーム最多の15失点、8失策とあらさも見られるが、4回戦で明秀日立、準々決勝で常総学院に打ち勝ち、打線は上り調子。
4番所は不調だったが、常総学院戦で4安打5打点と大暴れした。
エース山田は春の県大会後に横手投げに転向し、才能を開花させた。
鶴見は本職は捕手だが、常総学院戦では先発し、九回にもマウンドにあがるなど、大車輪の活躍を見せている。

 水戸商は4試合中3試合で逆転勝ちと、粘り強く戦ってきた。
4回戦では、二回途中から救援した小林が延長十一回まで1人の走者も出さない力投を見せると、
九回に同点に追いつき、延長十一回裏サヨナラ勝ちした。
6割近い打率を残す1番の磯部が引っ張る打線は切れ目がなく、代打陣も充実。小林の打撃の調子も上向きだ。