12日に開幕した「第101回全国高校野球選手権広島大会」。呉が夏の甲子園初出場を目指している。
今春はセンバツに出場したが、1回戦敗退。投手陣の柱としてチームをけん引する沼田仁投手(3年)は甲子園で痛感した1球の重みを糧に、
最後の夏へ臨む決意を示した。

 「もう一度あの場所で試合をしたい気持ちがみんなある。(甲子園で)1勝して校歌をうたったりしたいですね」

 センバツでは開幕カードの市和歌山戦に先発。10回2/3を3失点(自責2)。
2−2の延長十一回2死二塁からタイムリーを許しサヨナラ負けを喫した。
「悔しかった。(サヨナラ打は)スライダーを投げたんですけど、甘く入った。
1球で決まることがある。その1球が大切と学んだ」。聖地のマウンドで1球の重みを痛感した。

 130キロ台の直球と2種類のスライダーを中心に投球を組み立てる右腕は、そこから直球の球速や全球種の制球力を磨いた。
走り込みなどで下半身も「秋や春より変わったと思います」。
現在はフォークを習得中で、「縦の変化があることで打者も迷いが出てくると思う」と新たな武器にするつもりだ。
https://www.daily.co.jp/opinion-d/2019/07/12/0012507126.shtml
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