アメリカの高校野球事情について・・・。アメリカと日本の野球の最大の違いは「試合数」だろう。
アメリカでは少年野球から高校野球、大学野球まで、実に多くの公式戦が組まれる。
NCAAの大学ともなれば、春の野球シーズンだけで35試合、1年では70試合。
これが約100日間の間に組まれる。さらにトーナメントやポストシーズンなどもある。

試合数が多いからロースターに登録される選手も多くなる。出場機会も増える。投手のローテーションや分業も進む。

そして力量に合わせて、1つの学校が複数のチームを持つのも異なっている。
プロ野球と同じように、1軍、2軍、3軍があるのだ。
もちろん、技量のある選手は昇格することもできる。
日本のように年がら年中練習をするだけで、試合には出ない選手はいないのだ。

そのうえでアメリカの野球選手は、野球以外のスポーツもするのだ。

※アメリカでは「複数のスポーツ」をたしなむことが奨励される。
 日本は逆に1つの運動部にしか基本的に加入できないところが多い。

さらにアメリカの高校や大学では学業と野球の両立が必須になっており、
学業の成績が悪いと試合や練習に参加できなかったり強制的に退部になるので、
必死に勉強も頑張らざるを得ないシステムになっている。
視野が広がるし、自分で物事を判断する力もつくだろう。
野球部の指導者に洗脳されるような日本のやり方よりも、あきらかに健全だ。


何かに特化しなくては一流になれない的な考え方で
ガリ勉とか脳みそ筋肉野郎を生み出し続ける日本の教育システムって、まるでそびえたつクソだ!!

日本とアメリカは土壌が違うと思われるかもしれないが、
今、日本の「部活」は、学習指導要領に組み込まれて改革が進んでいる最中だ。
これもまた政府が現状の「部活」が21世紀の時代に通用しないものだと認識しているからに他ならない

そのうちセンバツに「文武両道枠」というのができるかもしれない・・・・。