>>501
数年前までの、ちょっと変化球の鋭いPが来るとブンブン空振りしてた智弁打者と今の智弁打者が根本的に違うのは当たり前だ。
中谷によって相手投手の配球を徹底的に研究する意識が浸透したのと、やはり中谷によってもたらされたプロ仕込みの体幹トレーニングによって
少々タイミング外されても下が簡単に崩されなくなったこと、さらに普段はフルスイング貫徹でも追い込まれればカットして逃げるなりして粘れるようになった。
ただ、この意識については、他のチームも真似できる。
つまり、貧打の代名詞みたいな和歌山高校野球の打撃レベルを全体的に上げることが可能。
金も設備も要らないけど後付けで上げられる指導の要素だから。

一方で、努力や研究で普通の資質の打者が対応できるレベルを超える球を投げてくるPがいれば話は別。
それが根尾の速いだけじゃなく伸びが段違いの直球や、キレ方が尋常でないスライダー、さらには140kmに迫るカットボール、
また沢田の130kmを超えるフォークなどだった。
で、和歌山でそんなレベルの変化球を放るPなどいるのかというと、たぶん3年前の和商の左腕のスラーブとか9年前の智弁岡田のスライダーとかくらいしかない。