板倉は南陽工業戦で3人刺したな。とくに3人目は8回表の一塁走者だった。これがたたって南陽工業はこの回4安打しながら1点しか取れず1-2で敗れた。
牽制が明暗を分けた試合で思い浮かぶのは76年夏の決勝、桜美林対PL戦。
7回表、一死二塁で松本が走者の吉田を刺した。その直後に山本の三塁打が出たがこの回無得点。その裏桜美林が2点を取り同点となった。PL鶴岡監督は「結果論になるが7回が痛かった」と試合後話していた。
9回表にも松本は二塁走者を刺している。
いずれも松本のひらめきだったらしいが、二塁手の中田がタイミングよくベースに入った。
中田は「松本さんのからだから感じたにおいみたいなものです」と言っていたな。