和泉と同級の者だが、むせかえるようなオスの臭いが漂う梅雨時の授業に、あの先生が来ると香しい石鹸の匂いが教室じゅうに拡散する。
まさにスッキリしたどや顔と併せて昨日行ったんだな感が丸出し。
男子校時代には女子生徒がいては出せないようなネタや笑いをクラス全員で体感できるおおらかさがあったものだ。
おそらく共学になった昨今の生徒にはこういう雰囲気がわからないだろうし、教師も言葉遣いを選ばなくてはならないだろう。

今にして思うが、なんの花もない野郎どもを毎日、いや何年も教える教師も大変だったんだろうと思う。