裁判所職員採用試験に関する各種データ
https://yamanaka-bengoshi.jp/2019/04/18/saiyou-data/

これまでは噂レベルだった「裁判所の女性優遇」を、弁護士が情報開示によりデータで明らかにしたわけだな。
いつまでも「女性の採用・登用拡大計画」なんて組織目標を掲げてる場合ではないと思うが。

これを見るとここ十数年、裁判所事務官の採用試験の一次試験(筆記)は受験者数に比して男性の方が高い割合で合格してるにも関わらず、二次試験(面接)では女性を積極的に合格させ、結果として最終合格者数は女性が男性を逆転している。

事務官採用試験だけではなく、内部試験も昇給も昇格も女性優遇。
挙げ句の果てに身体的負担の大きい当直は男性だけに割り当てるという不平等。
他の公務員で男性だけに当直を割り当てる不平等な職種は他には無い。財務省(税関)も警察も看護師も、都道府県職員や市役所の議会対応・災害対応でさえ男女平等に当直が割り当てられる。

他の公務員と比べても、裁判所の行き過ぎた性差別は学生の間でも有名になっていて、最近は男性受験生が他の公務員に流れたり、優秀な女性受験生でさえ裁判所を避けるようになっている。

受験者数が減少傾向でいくら採用活動に力を入れても、こういう根本的な不平等をどうにかしないと受験生は当然のことながら、国民の裁判所に対する信頼さえ失うことになるだろう。